哲学、現代アートを楽しむために
クリスチャン・ボルタンスキーの『Lifetime』を鑑賞した。
大学院のゼミの学習会、そこでボルタンスキーの解釈を話した。アーティストのK先輩との話が盛り上がった。それまでは会話がすれ違っていたような感じもあったので、とてもよかった。これからはアートのトークができるようになったと思う。
美術の物語とコンセプチュアルアートの千ページを超える精読が良かった。
それと、こっそり哲学の復習をしていた。最近は便利な本が多い。
教授からも哲学書の紹介が何冊かあったものの、忙しさにかまけて読んでいれらなかった。哲学のいろいろな用語が飛び交うゼミ生との会話。はるか昔に、そんな議論したことがあったとか、それくらいの認識だった。哲学を10時間で、ざっくりと復習できたのが、とても良かった。
また、K先輩から課題が出された。ありがたい。
1. あいちトリエンナーレを見にいくこと。
展示中止に対して、アーティストがどのような反応をしているのか、現在進行形(この出来事は9月の始め頃だった。)で見ることができる。こうした経験は中々できるものではない。作品を新聞紙で隠していたり、展示室の照明が落とされていたり、塞がれていたり。現代アートを学ぶ者としては見ておかなければならない。
2. 神戸のアート・プロジェクト KOBE 2019 : TRANS - を見にいくこと。
神戸の周辺で、実施しているプロジェクト。グレゴール・シュナイダーとやなぎみわの作品を神戸と新長田とで展示をしている。街中に提示されたアート、異化効果を感じられるはず。
熱くアートを語るK先輩。これは、行かないとならないだろう。
3. 推奨図書
教授推奨の本が出た。修論を終えた先輩が読み始めて、いい本なので、読むべし。と。
後日談なんだけど、この本が僕の研究に、これほどまでに大きな影響を与えるとは、ここでは想像すらつかなかった。
いただきましたサポートは美術館訪問や、研究のための書籍購入にあてます。