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メンタルヘルスを学ぼう #1

5月もあと1週間ですね。
新型コロナウイルス感染症は「5類」に移行しましたが
5月は毎年「五月病」と呼ばれるほど
身体やこころの不調に見舞われている方も多くいらっしゃいます。
特に連休明けの月曜日
学校や会社行くのは「とってもしんどかった」と思った方
特に今年は寒暖の差が激しくて「もうダメ、ついていけない」と思った方
多かったのではないでしょうか?
少しはペースが戻ってきたでしょうか?

もし、今でもずーっとしんどくて
ずーっと学校や会社へ行かれず過ごしているのであれば
ちょっと心配ですね。

どうやって回復していくとよいのか
一緒に考えてみたいと思います。

メンタルヘルスリテラシー

今、あなたは、あなたの望んでいる生活が送れていますか?
「しんどくてそれどころじゃない!」
「どうすればいいのか、教えて欲しい!」
そんな風に思ったあなたは、今ちょっと周りの景色が
見えにくくなってしまっているのかもしれませんね。
メンタルヘルス(こころの健康)を保つことは
あなたが望む生活を送るために必要なことです。

そして、メンタルヘルス(こころの健康)を保つためには
私は「自分自身を知ること」が大事だと思っています。
さらに、「ストレス」や「こころの病気」について知ること
それらへの対策(予防のしかた)について知ること
とても強い武器を手に入れることだと思っています。

このようなこころの健康に関する知識を身につけていくことを
メンタルヘルスリテラシーといいます。
(簡単に言っています。もっとちゃんとした定義がありますが
難しいので、ごくごく簡単に言っています。)

これから、「ストレス」や「こころの病気」について
それらへの対策(予防のしかた)について
少しずつお伝えしていきたいと思います。

「ストレス」の正体

最近は学校でも保健の授業で「ストレス」については学んでいます。
ストレスのもとになる出来事や状況(ストレッサー)があって
その出来事や状況に反応する、この反応をストレス反応と呼んでいます。

例えば、休み明け、明日から学校、仕事へ行かなきゃいけない。
これは出来事や状況ですから、ストレスのもと、ストレッサーです。
これに対して、「イヤだな」「めんどくさいなあ」「もっと休みたいなあ」と感じて、「夜寝つきが悪くなる」「朝起きられない」「身体が重い」
「お腹や頭が痛くなる」「ドキドキする」「めまいがする」などなど
これらがストレス反応です。
自分自身に悪い影響を及ぼします。

ただ、同じ状況に対して
「よーし、頑張るぞ」「○○できるぞ」「○○さんに会える」などと感じると
「気分爽快に目覚める」「やる気に満ちている」「足取りが軽くなる」など
これもストレス反応です。
でも、みなさんは、後者をストレス反応だなんて思いませんよね。

何が違うか?
出来事や状況の受け止め方、感じ方が違うのです。
悪い影響を与えるストレスは
自分の受け止め方や感じ方が大きく関わっています。

もちろん、大多数の人がネガティブに受けとめる出来事や状況があります。
身近な人の死や戦争、災害などです。

ですから、何事もポジティブに受けとめようということが
いいたいわけではなく
ストレスの正体は、自分の受け止め方や感じ方が関係しているということを知っておいてほしいのです。

そして、自分はどんな出来事や状況に対してネガティブに受けとめやすいか
ネガティブに受けとめるとどのような反応をしやすいのかという
「自分自身のことを知っておく」ことが対策への第一歩だと思っています。







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