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まねごと

ファシリを学び始めて6週間。

昨日、おとといと、
はんぺんにしては大きいファシリの場が2つ。

全く違う場づくりをこのスパンで経験したのは初めてかもなぁ。

ひとつめ:でれでれ

ひとつめは、「第6回 医学研究の学生の集い」という、学内のイベント。

こちらは、もう一人の天才研究者(同学)と私で企画・進行してきたもので、

お互いの推し(少なくとも私にとっては笑)の先生に講演をお願いするという、とっても個人的に嬉しいイベント。

ファシリを学ぶ前から企画し、
ただのファンとして進めていたので笑、
ファシリを学び始めたあたりから

「参加者のニーズをあまり考えていなかったなぁ」
「参加者増えないなぁ、困ったなぁどうしよう」
「本当にみんなこの講演を聞きたいのだろうか、もっと他のテーマの方が良かったのかなぁ」

などなど悩むこともたくさん。


「でも始めてしまったからには止まれない!!」

と半ば強引に、、準備はしっかり、当日を迎えました。


ファシリは準備が8割。



それを肝に銘じて、、ガッチガチのシナリオを作り。当日は緊張でカミカミ。笑
そんな中でも35名の学生が参加してくれたこと、先生方からも嬉しいお言葉が頂けたことは幸せな経験になりました。

◎良かった点:
メインファシリもサブファシリも両方経験できた
・想定できうる事態に備えて細かいシナリオを用意できた
臨機応変に質疑応答など、全体の時間を調整できた
・質問が途切れて白けることのないよう準備できた笑

△改善できる点:
焦ってカミカミ、必要以上に長い前置きを入れてしまったりした
・メモをとりながら質問を考えるのに必死で、たぶん画面上の顔が怖かった
・決めたシナリオから外れたことに気を取られて、事前に決めていたサブファシリがおざなりになる場面もあった

などなど振り返れば反省点もたくさん。


ただ一番印象に残っているのは、参加してくれた我が友からLINEで、
「はんぺん、デレデレしてるね」
を連呼されたことでした。喋る時ずっとニヤニヤしてたそうです。(そんなつもりは…)
推ししか勝たん。笑


このデレデレ感も人によって受け取り方が違うから、もっと自分の表情・声調の使い分けも考えていけたらいいなぁ。

ファシリって本当に考えることたくさんあるなぁと実感。


ふたつめ:まねごと

ふたつめは「第5回 オンライン『医学を志す』」というAVENUE Education主催のイベントでのファシリ。


幸運にも友人から誘ってもらって、本格的なファシリの機会をいただきました。イベントの対象は中高生で、

国際医療福祉大学 志賀 隆 先生のご講演
 ↓
質疑応答
 ↓
グループワーク
 ↓
医学生との個別相談


という流れ。

なんとこのグループワーク、40分!


そしてテーマは
「コロナ禍で医療需要が増した際に、救急医療体制を維持するために社会でできることとは?」
むず。。。



中高生5人のグループをひとりで40分ファシリする。
こんなことできるだろうか….と思い。。
「あれ、これ準備した方がいいぞ」と気づいたのです。


グループワークの進め方も「みんなが自由に話し合える感じで!」とあまり説明されないまま当日を迎え、ただただ不安。この不安を少しでも払拭するために、講演を聞きながらとにかく準備をしました。

「40分をどう使ってもいいなら、私なりのファシリをしてみるぞ」と。

普段Fo-LAB講座はどうしてるっけ。
あ、チェックインだ。
最小限の自己紹介と、その後の議論につながるテーマで一言ずつ話すよね。
そのあと目的を提示して、流れを説明してから本題に入ってる。
グループで話すときはみんなが居心地良く話せるような場づくり

講座の構成をぎゅっと40分にまとめたような場づくりを目指して、やってみました。

バラバラの学年の参加者をどう繋げたらいいんだろう、そう思って、とりあえず簡単な自己紹介+今の気持ちを一言で表してもらうことに。

「緊張してます」
「こういうイベントは初めてじゃないけど….」
「ドキドキしてます」
「難しそうだけど頑張りたいです」
自分なりの言葉を使って、みんな気持ちを表現してくれました。

あまりまだ意見をまとめるのが得意でない子。
医療の社会背景まで色々知っている子。
理系に興味があるからとりあえず参加してみた子。
中学2年生から高校2年生まで。

初めて会う共通点も知らない5人が、
同じ場に参加することを通して、
「何か一緒に作り上げたな」「意見をまとめられたな」と思ってほしくて、全員に少しずつ話してもらう場づくりを目指しました。


そして多分その目標はちょっと叶ったと思います。

一人一人から本気のフィードバックをもらってはいないけれど、明らかに最初と最後でみんなの表情が違うのを感じました。何かを達成した後の顔
、安堵の顔
です。これは私の解釈なので、自己満足かもですけどね。


普段のファシリ講座のまねごとで、今までとは違う場づくりができた気がします。もちろん振り返ればこんな課題も。

◎良かった点:
全員に等しく話してもらえた(気がする)
笑顔で話して場を温かい雰囲気にすることはできた
時間内に、決めたりまとめるべきことを終えられた
・全員の意見を評価しないでまず受け止めることができた

△改善できる点:
・画面OFFの子にちゃんと話を振ってたか怪しい(自分は相手の顔を見て初めて、この子には話してもらったなと確認していることに気づいた…笑)
相手の感情を語ってしまった部分がある、ちょっと圧だったかも(この前の定例会での、さこちゃんへのフィードバックにもあったなぁ)
・時間を気にしていることを声に出してしまって、皆を急かしてしまったかもしれない

ただ、おそらく今までの自分のファシリの中では一番しっくりきた、というより満足できた?ファシリだったかもしれません。

意外にも、
自分が引っ張るイメージ
自分も意見を出す
・これについて話そう、とかこういう流れで進めよう、と明確に指示を出す
タイプのものだったなぁと思います。
これは、ファシリ講座での仮ファシリテータータイプがBだったことに矛盾しない(数学みたい笑)。です。

こうやっていろんな場づくりを試してみて、「意外とこれ合うかも」とか「これは苦手かも」とか、ちゃんと自分のファシリを見つめてみることも大事だなぁと。


ファシリっておもしろい。本当に面白い。
明後日でもう最終回なのが惜しいくらい。。


さあてこんな濃い週末を過ごしたはんぺん、
まだまだ書きたいことがたくさんあるんだぜぃ。

でも明日は朝が早いのでこのあたりでたたみます。おやすみなさい〜