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「桜と電車」の撮影スポット「中野通り」でスナップ

こんにちは、ポラックです。

今年2020年は早くも3月22日に、
東京桜が満開となったようです。

写真好きな人は「どこかで桜のいい写真が撮れないか」と考えることかと思います。

私は以前見てから気になっていた写真がありました。

中野通りの桜」と「西武線の電車」を一緒に収めた写真です。

都内で桜と電車の撮影スポットで最も有名な場所の一つ。

人の撮った構図ですが、
初心者の自分でも撮れるのか早速行ってみることに。

現場に行ってみると

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桜と西武線」の撮れる撮影スポットはこの赤丸の歩道橋です。

西武新宿線の新井薬師駅が最寄りですね。
中央線の中野駅からだと20〜30分くらい歩くと思います。

私は家から自転車行ける距離でした。

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この歩道橋の上から撮ってます。

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既に数名の方が座っていました。


焦点距離距離300mm

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Nikon D610+Ai NIKKOR 300mm F4.5s
ISO800 f/11 SS1/1000sec

定番の黄色の電車が撮れました。
300mmの圧縮効果によってまるで
桜のトンネルの中を電車が走っているよう」です。

今回持参したレンズは

Ai NIKKOR 300mm F4.5s」と
Ai NIKKOR 200mm F4

一応50mmと24mmも持ってきましたがここでは使いませんでした。

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ちなみに歩道橋から「iPhone Xs」で撮るとこんな感じです。

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踏切まで近づいて「24mm」で撮るとこんな感じ。

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Nikon D610+Ai NIKKOR 300mm F4.5s
ISO800 f/11 SS1/1000sec

こちらは特急の「レッドアロー号


シャッタースピード

今回の撮影で気をつけた事は、
シャッタースピードは1/1000sec以上

下調べによると、電車を撮影する時は
「最低でも1/1000secで撮らないと止まっている様に撮れない」

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Nikon D610+Ai NIKKOR 300mm F4.5s
ISO800 f/11 SS1/1000sec

なので1/1000sec以下にならない様に設定しました。


F値

もうひとつ気をつけたことは
色収差を防ぐことと被写界深度を稼ぐために絞る

先日の西荻スナップで135mmレンズの開放を使った時に「色収差」がかなり出ていました。

今回は色収差を防ぐことと、
ピントの合った写真」を撮りたい。

もちろん私の手持ちの
Ai NIKKOR 300mm F4.5s」は
マニュアルフォーカスレンズです。

電車が来る前に電車が通る近辺に「置きピン」をしなければいけない。

先日の「ボケをコントロールする方法」の記事で勉強した「被写界深度」を思い出します。

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歩道橋から踏切までの距離は約50mmです。

f/11まで絞り込むと
前方被写界深度は7m74cn
後方被写界深度は11m22cm

被写界深度の合計は約18m。
線路の部分にピントを合わせれば大丈夫なはず。

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Nikon D610+Ai NIKKOR 300mm F4.5s
ISO800 f/11 SS1/1000sec

手前の通行人踏切の向こうの白いワゴンにもピントが合っているようです。

シャッタースピードを1/1000secを保ちつつ、
絞りをf/11まで絞ると自ずとISOは800まで上がります。

綺麗に撮れたかなと思いきや、白いワゴンのボンネットの上部に「パープルフリンジ」が出ていました。

まあこのくらい関係ないかなと思いますが。

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Nikon D610+Ai NIKKOR 300mm F4.5s
ISO800 f/11 SS1/1000sec

今度はシルバーの電車です。


構図

設定ができたら後は「構図」です。

この歩道橋のすぐ手前に桜の木があります。

桜の花をどのくらい被らせるかで随分印象が変わります。

この歩道橋のあまり右側に行き過ぎると桜でほとんど電車が映りません。

あまり左側に行き過ぎるとあまり桜と被らないです。

いま思うと1枚目の写真くらい被ってる方が良かったかなと思います。

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Nikon D610+Ai NIKKOR 300mm F4.5s
ISO800 f/11 SS1/1000sec

この写真は上部に手前の桜が映り込んでました。

焦点距離距離200mm

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Nikon D610+Ai NIKKOR 200mm F4
ISO500 f/8 SS1/1250sec

レンズを「Ai NIKKOR 200mm F4」に交換しました。

かなり周りの桜も写すことができます。

個人的には300mmの迫力が好きですが、
200mmくらいの方が綺麗な構図になるかなと思いました。

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Nikon D610+Ai NIKKOR 200mm F4
ISO500 f/8 SS1/1250sec

電車が右側にいる方が、
中野通りの奥まで続く桜が写ります。

左側だと踏み切りの向こうの車を消せますね。
バスなどは写し込むのもアリかなとも思います。

撮影しているときに背の高いトラックなどが踏み切りの先頭に止まるとかなり邪魔になったりしました。

「車番がみえねぇんだよ!」

なんて声も聞こえてきました。笑

ちょっと私にはわかりませんでした。


このスポットは無くなる?

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どうやらこの踏切は当初の予定で2020年に無くなる予定だったそうです。

渋滞緩和のために地下に電車を通す工事が行われているようです。

今のところ工事が遅れているようですが、
いつこの撮影スポットが無くなるのかわかりません。

もしかすると今年で最後になるなんてこともあるのかもしれませんね。

今日(2020年3月25日)時点ではまだ桜は間に合います!


まとめ

いやぁ〜、今回の撮影はめちゃくちゃ面白かったです。

初めての「」と「電車」の撮影でしたが興奮しました。

踏切が鳴ったら構えて待つ。

300mmだと割と一瞬なので神経を集中しました。

周りからも連写の音が聞こえてきて面白い。

所詮は定番の構図かもしれませんが、
設定は最近身につけた知識を使って撮影することができました。

自分的にはかなり満足です。

いままで興味のなかった「電車」の撮影ですが、めちゃくちゃ面白かったです。

」を単体で撮るのも良いですが、
」を主題に「別のなにか」と合わせて撮るのも良いです。

まだ今年は桜を撮る機会はありそうなので、
どこかの別のスポットにも行ってみようかな〜。

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