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もしかして写真上達の近道⁉︎ 「ブツ撮り」の方法

こんにちは、ポラックです。

先日Twitter上でこんな感じの投稿を見かけました。

なんでそんなに写真やカメラにこだわるのか?
フルオートで撮れれば十分、夜景だのISO感度などは「全て余計な話。」
プロでもないのに。プロなら話は別ですが。

なんでそんなにこだわるのか?

「それはプロじゃないから。」笑

遊び」だからです。

余計な話」言いかえれば無意味なことに熱中することが楽しいからです。

プロはそうはいきません。

プロの場合はビジネスです。

ビジネスである以上誰かにとって価値がなければならない。

楽しいからといって価値がないことに熱中していては生産性が下がります。

本来プロにとってこそISO感度とかなんとかって知識は「余計な話」です。

売れる写真、仕事がとれる写真以外のことはある意味「余計な話」です。

だいたい知識ってほとんど余計な話しですよ。

いっぽう私は今日も無価値なことに熱狂しております。

それではいってみましょう。

ブツ撮りって楽しい

世の中の状況が変わり自由に外で写真が撮れなくなりましたね。

そんな中でも写真を楽しみたいひとがしていたことの一つが。

「ブツ撮り」

ではないでしょうか。

例に漏れず私もやっていました。

それで思ったのが「ブツ撮りって楽しいな」ってことです。

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最初に面白いと思ったのはまだ外で写真が撮れる時に撮ったこの写真。

曇り空の日の夕方に木の切り株の上にカメラを置いて撮った1枚。

切り株の部分は明るくバックは日陰でその向こうに光源が見えるシチュエーション。

「なんかパンフレットみたいな写真が撮れた〜。」

背景がフワーっとボケてカメラが浮き上がっている様に見えるこの写真を1人で喜んでました。

「Ai Micro-NIKKOR 105mm F2.8s」を解放で撮ってるのでパープルフリンジが出ちゃってますが、素人の私にとっては新鮮な1枚でした。

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同じシチュエーションで少し絞って撮ると、絞りによる背景やカメラの質感や文字の違いが分かりやすいこと気づきました。

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それからはnoteのタイトル画像用の写真を部屋で撮るように。

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こんな感じでレザー調の椅子の上にカメラを置いて撮るだけ。

背景を変えてみる

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背景を変えてみるのも楽しいです。

柔らかい椅子の上だとカメラやレンズの写真を撮るときに問題が。

それは「自立しないこと」

柔らかいのでグニャッと倒れます。

それでネットで古材を購入しました。

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巾15センチ、長さ40センチのもともとは足場に使われていた古材で「OLD ASHIBA」というもの。

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6枚で3,000円強でした。

ネットでサイズを指定して注文できて、カットした状態で届きます。

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そのままでも良いですが、せっかくなので「makitaのサンダ」ですべすべにして

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塗装してみました。

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BRIWAXいいです。

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なかなか良い感じの色に。

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在宅勤務中に仕事をしながら乾燥を待ちます。

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2.3時間放置したら不要になった布などで磨きあげます。

私は要らなくなったパンツで拭きました。すいません。

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完成。

ブツ撮りの方法

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椅子の上に板を並べてカメラを置く。

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椅子は窓際に。

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レフ板代わりのボードをホームセンターで買ってきました。

1,500円くらいです。

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光の反対側にレフ板を置きます。

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カメラを撮るときはレンズが重いと少し前に傾きますので。

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消しゴムをカッターで切ってマジックで黒く塗ったモノを。
(黒く塗らないと反射して目立ちます。)

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レンズの下に敷くとカメラがキチンと前を向いてくれます。

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撮影前のお化粧!じゃなくて埃などを払います。

小さな埃も結構写ります。

レフ板の効果

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最初は私もレフ板を使ってませんでしたが。

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結構違います。

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GIFにするとわかりやすいです。

レフ板があると光の当たらない暗部をしっかり写せて余計な影を消すことができます。

絞りによる変化

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この写真はF値を「2.8・4・5.6・8・11」と変化させてます。

レンズの文字まで被写界深度に入れたい場合はF8まで絞る必要がありますね。

三脚で固定して写真を撮ると違いが明確になります。

ホワイトバランスによる変化

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ブツ撮りをする日で1番いいシチュエーションは曇り空の日です。

それは柔らかい光が均一に当たるからです。

やりにくいのは晴れたり曇ったりを繰り返す様な天気の時。

そんな日にホワイトバランスをAutoにしていると、突然写真の色温度が変わってしまう時があります。

上の写真は「Auto・電球・蛍光灯・晴天・曇天・晴天日陰」の順番になってます。

かなりの違いです。

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Auto

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電球

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蛍光灯

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晴天

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曇天

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晴天日陰

ちなみに私がいつもブツ撮りに使用しているレンズは上の
「AF Micro-NIKKOR 55mm F2.8」

まとめ

こんな感じで「ブツ撮り」をしていると気づくことが多いです。

普段写真を撮るときは動きながら構図やシチュエーションを変えながら撮影します。

それに対してブツ撮りは全く同じ構図で撮って比較することが多いので絞りや露出、ホワイトバランスなどの違いに敏感になります。

これは写真の上達への近道でもあるし新しい気づきがあるってことが単純に楽しいです。

私は色々と工夫して自分なりに満足できる写真が撮れればそれで良いと思ってます。

別に写真が上手くならなきゃいけないわけじゃないし、誰かに褒めてもらうためにやっているわけでもない。

誰にも褒められない、報酬を貰えない、金にならないことは価値がない?

価値=お金だけを求めてなにかをやることだけが正しいとしたら、世の中全く面白くないです。

自分が楽しいと感じること「好奇心」に従って夢中になることって今後の世の中では重要なことだと思います。

なんてブツブツ言いながら写真を撮ってました。

これがホントの「ブツ撮り」。


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