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柚子の甘露煮(苦みを取る)
かなり小ぶりのを貰ったとの事で、気づいたらストーブの上で煮られていた柚子。どうやら、きんかんの甘露煮の様に「丸のまま」煮たらしいようで。
しかし、味見してみると凄まじい苦味が。
キンカンでもお馴染みの、あのえぐ味っぽい苦さの正体は「ナリンギン」というらしく、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8A%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%AE%E3%83%B3
この苦味の取り方を調べるべく、あちらこちらと探してみました。
きんかんの場合は煮こぼす、穴をあけて一晩水に漬ける、などなどありましたが、それに加えて柚子の場合はやはり「中を抜いてギリギリまで削る」のが重要っぽい。
でも、それは下ごしらえの話。
すでに出来上がった苦い甘露煮をどうするか、はさすがに見当たらず…… JST(国立研究開発法人科学技術振興機構)からこんな論文も見つけてきたけども、まあ無理ですね(苦笑)
マーマレード加工における果皮の脱苦味の検討
森下敏子/和田令子 調理科学 Vol.19 No.4(1986)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/cookeryscience1968/19/4/19_330/_article/-char/ja/
……さて、もったいないのでひとまず何度か水を変えてはさらし、一晩水に漬け置いたこれを……
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少し拝借して実験がてら。
まず、全体にうっすら料理酒を振りかけ、柚子の半分くらいの量の三温糖を投入し、浸るくらいのお湯を差してじっくりと煮ます。
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煮汁の量が半分くらいになったら捨て、柚子のみお湯で洗い流します。
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先ほどと同じくらいの量のグラニュー糖と、先ほどの半量くらいの水を鍋に入れ、柚子を一絞り。
加温してシロップを作り、そこに先ほどの柚子を入れてさっと一煮立ちする直前で火を止めます。
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タッパーに入れて(ガラス製が望ましいけども空いてなかった)、冷蔵庫に入れておけば1週間程は大丈夫。それ以上も保たせたいならシロップ作りの時に酢を加える+煮沸ガラス容器で保管しましょう。
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最初は激苦のお薬レベルでしたが、何とか風味程度にまで抑えることができました。香りも良くなって一石二鳥。
ここまでのコスト?……全然見合いませんね(笑)
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