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『選挙』ってコンテンツとして面白くないか?

実質推し活

※ この記事は特定の政党を支持・批判するものではありません


この記事を書いている人

pokopan_black
ココイチが好き。
好きなメニューは牛すじ煮込みカレー&やさい+ポテトサラダ。
ただ、数年前から食後に確定でお腹を壊すようになった。
スパイス耐性低くなりすぎィ!

若者の政治離れ

令和4年7月に行われた第26回参議院議員通常選挙の投票率
10代:35.42%
20代:33.99%
30代:44.80%

総務省 | 国政選挙の年代別投票率の推移について

何十年も前から言われていることですが、選挙における若者の投票率は芳しくないようです。国の行く末を決める一大イベントであることを考えると、あまりにも低いと言わざるを得ません。

と、偉そうに説教を垂れておきながら、
かくいう私も何年も投票に行ってませんでした。

選挙に行かなかった理由としては、以下のようなものがあります。

  • 政治に興味が無いから

  • 政治の話が難しくて分からないから

  • 行っても意味が無い(結果に影響しない)と思うから

  • 行くのが面倒だから

やはり今までは「政治」という言葉だけで避けてきた、
言わば「食わず嫌い」の状態でした。

政治家やその支持者たちって強い言葉を使いがちじゃないですか?

「~の政党を支持している人は頭がおかしい」とか「選挙に行かないのはどんな目にあってもいいと言っているのと一緒」みたいな。そういう過激な発言が多い印象を受けます。

そこがそもそも苦手なんですよね。決めつけてくる辺りが。聞いてるだけでちょっと嫌になります。

本人は正論だと思っているのでしょうが、それは誰かにとってはそうじゃないです。全員にとっての絶対的な正しさなんて存在しなくて、あくまでも自分が正しいと思っている論の押し売りでしかありません。

実際に人生がかかっている人たちなので熱くなるのは分かるんですが、ぶっちゃけそういうのが今の若い年代にウケない原因だと思います。

強い言葉を使われることで危機感を覚えるのではなく、「やべー奴だからコイツの話は聞かないようにしよう」となるのが今時です。

また、そもそもなぜ政治に興味が無いのかを考えたのですが、
「自分には関係が無いと思うから」ではないかと思います。

学生の頃は大抵家に帰れば無料でご飯が出てきます。学費は親が支払い、バイトを始めても大体まるごと貰えます。

それが会社に就職して毎月引かれる税金にびっくりした時、奨学金の返済を始めた時、子供ができて子育て支援を受けた時、自分が学費を払う立場になった時、そういった社会の仕組みに触れた時にようやく意識するのではないでしょうか。

年代が進むごとに投票率が上がっていく理由は、自分自身に影響が出て現状に不満が出るからかもしれません。

というのが、素人ながらに分析した若者の政治離れの原因です。

そんな私が選挙に関心を持った理由は非常に単純で、
「面白そう」と思ったからです。

『選挙』というコンテンツ

きっかけと言えるほどの出来事はないのですが、最近よく物価が上昇して物の値段は上がるのに給料は上がらないという話をよく耳にします。
そのせいでそれぞれの家庭が悲鳴を上げている・・・という話です。

そういった生活が苦しい、不景気だという話を聞き続けたときにふと、「世の中はずっと便利になり続けているのに、なんでこんなに暮らしが良くなっていかないんだろう?」と考えたのです。

それと同時に、「もしかして政治が悪いのか?」と思いました。

今思うと理論が飛躍していますが、これを機に少しずつ政策などを調べるようになりました。

そして、調べ始めて気づいたのは、
全ての政党にそれぞれ違った重点施策があるということです。

あえて難しく言いましたが、これはゲーム的に言うとこんな感じです。


子供大好きタイプ
 子育て:A 教育:A 環境:D 働き方:C

仕事第一タイプ
 子育て:E 教育:E 環境:B 働き方:S

地球守ろうタイプ
 子育て:C 教育:B 環境:A 働き方:C


このように、タイプごとに力を入れている箇所が違います。
選挙というのは、この中から自分が好きなキャラを選ぶというだけのことなんです。

そして、もちろん選んだからには勝って欲しいですし、応援もすると思います。つまり、今流行りの推し活みたいなもんですね。

それに気付いたとき、選挙って案外面白いかも、と思いました。

政治ではなく趣味の1つとして

これを思ったのがちょうど市議会議員選挙の前だったので、そこから調べものをしたりでしばらくブームが続いていたのですが、困ったことが1つありました。

それは、この熱量をぶつける相手がいないということです。

「政治・宗教・野球の話はするな」

話題の3大タブーとしてよく言われていることですが、争いの火種になりやすいため友人間でもこれらの話はしづらいのが現状かと思います。

この意識がちょっと変わって、

「今回誰に入れる?」
「俺は〇〇って公約出してたからここかな~」
「あ~分かる」
「でも俺は××だからこっちかな~」

みたいな、最終的にAKB48選抜総選挙くらいのノリで情報交換できるようになればいいなって思いました。

アイドル業界では推し変はタブーの1つですが、政党の推し変はそれこそ国が変わるのであって然るべきだと思います。

そしてそれが他人に流された結果ではなく、自分で考えた上での決断だと胸を張って言えることが大事ですね。

選挙にいくべきか否か

結論から言います。

どっちでもいいですw

政治に全く興味が無いし、どこになってもいいから投票に行かないという選択はありだと思います。

それは結果として投票率に出るわけですし、政治に関心が無い人がいっぱいいる=興味を惹くような政策を打ち出せていないと解釈して、より奮闘する政党があるかもしれません。

ただ逆に、そういった人たちを蔑ろにする悪い政党も出てくるかもしれません。

「選挙に行かなかった人は消費税が10000%になる」みたいな。

そういった自分に不都合な事態にならないように、一応情報は見ておくことをオススメします。

あとこれは結構意外かもしれませんが、選挙で投票すると開票がわりと楽しみになりますw

自分が投票した人が当選するかなってちょっとドキドキするのでオススメです。

選挙当日はテレビ番組が全て選挙特番になるので終日ゲームをして過ごす派ですが、開票結果だけは楽しみに変わりました。

最後に、選挙に行かなくてもいいのですが
大事なのは行かなかったことをちゃんと認めることです。
そして、決まった政党と同じ方向を向くことだと思います。

学校のクラス内で文化祭の出し物を決めるときに多数決とか取るじゃないですか。
それで自分が挙げたものと別のものが選ばれたのに、いや俺はこれをやるんだって言って1人で作業しても絶対失敗するじゃないですか。

選挙もそれの大きい版に過ぎなくて、規模が大きくなりすぎて自分の1票がちっぽけに感じるだけで、自分も絶対に参加者の1人なんですよね。

なので政治だなんだと食わず嫌いせずに、1年に1回あるかないかのビッグイベントだとポジティブに捉えて楽しんだらいいんじゃないかなと、私は思います。

・・・

あとがき

ここまでお付き合いいただきありがとうございます。

この記事を読んだことで、選挙に対する嫌悪感が少しでもマシになったということがあれば幸いです。

ただ一点だけ、

この記事を作成するに当たって言葉選びなどでめちゃくちゃ神経をすり減らしたのでもう二度と政治に関する記事は書きません。

それでは、また。

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