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「男は◯◯、女は〇〇」という話


◽️まえがき

何十年も前から、未だに何度も見聞きする言葉ですね。
たまに飲み屋で他の席から聞こえる事があります。

単刀直入に申し上げますと、私はこの言葉がものすごく苦手です。

私自身言われた事があるからという理由ではありません。
これまで様々な人の話を見聞きしてきた事から私の持論となり、
あくまで「持論である事」を先にお伝えします。

旦那さんや彼氏さん、奥さんや彼女さん
それぞれの環境で変わってくる話ではありますが、
共通して言える事があります。

「育ってきた環境・生きてきた環境が今のあなた・相手を作り上げている」

これは様々な場面において言える事ですね。
今回の話においても同じ事が言えると私は思います。


ここから実際に見聞きした例を見て、考えてみましょう。

例え話:家事についての愚痴

旦那は「ゴミ捨て・風呂掃除・皿洗いをしている!家事をしている!」と言います。
実際は「ゴミ捨ては持っていくだけ、風呂掃除は排水溝を掃除しないし湯船も綺麗に洗えていない、皿洗いも洗い残しがある」などなど
男は広範囲を見る事ができない、これで家事をした気になってドヤ顔になっている。
だから男は◯◯

私自身個人的には女性側の意見がよーく分かります。
でも逆に私としては、女性に多いのが旦那さん側のタイプなんですよね。
この例えでいくと大きな理由の一つが明確にあります。

「実家で過ごしていた時に、家事を手伝っていたかどうか」

これが大きな理由の一つだと思います。
私自身は、幼い頃から母や親戚の家でも自主的に手伝いを楽しんでしていました。
幼い頃から「共働きで父が家事をしない意味が全く分からなかった」からです。
その影響もあり、自主的に家事を手伝っていました。
一人暮らしをしてからも習慣づいていますし、逆に家事をしてこなかった人は如実に生活に現れていてすぐに分かります。

確かに男性には少ないタイプで、女性に多いタイプ
だからこそ、男は◯◯と言われる原因になっているんですよね。

因みに「家事は女性がすべき事」なんて古いです。
出来る人が出来る事をやればいい、お互い苦手なら一緒にやればいい。
ただそれだけです。


例え話:仕事についての愚痴

この間、某飲食店のランチでお聞きした隣のテーブル席の話です。
内容はかなりぼかして書きます。

男A「今日◯◯さんがまた◯◯して◯◯って言ってきてさ、本当女って何でそこを気にするんかね」
男B「女って口では言うけど、実際効率悪いすよね」
男A「黙っていれば顔は良いのに、言われた事だけやってろって思うよな」

控えめにいってゴミみたいな会社だなって思いました。
こういう古い男が未だに存在しているんですよね。
会社のネームをぶら下げた上で話していて、それもこの地域では有名な会社という。
(会社の看板を背負って会話している自覚はあるのかな?)と思いました。

未だに古い悪しき文化が根付いていますよね。
「男性は仕事、女性は家庭」
これが根付いている限り、その企業に変革はないでしょう。

先進企業が何故発展を続けているか、
私は「女性が平等に意見を言える場が当たり前になっている」からだと思います。
ごく普通の事で何も特別な事ではありません。

実際周りの中小を見ても、そういう会社は一新していっていますよね。
男女の「感覚」は確かに違います。
その違いの差が、新しい切り口を見せてくれて会社に変革をもたらします。

株式会社ワークマンが良い例ですね。
女性がチームを組んで、普段使いが出来る新しいデザインが生み出された事は有名ですよね。今では「ワークマン女子」というワードができたほどです。
ワークマンプラスは私も利用しています。
特にアウトドアのウェアはワークマンプラスを重宝します。
ボロボロになっても安価な物なので安心して着る事ができるんですよね。
プロの作業着専門業者が作る服なので機能性はコスパ最高です。

話が脱線しましたが…
「仕事は男性がすべき事」なんて古いです。
出来る人が出来る事をやればいい、会社を前に進めたいなら一緒にやるのがいい。
男ばかりの歴史ある会社こそ、女性社員の育成をしましょう。
これまでの歴史を作った実績に固執していませんか?
今はもう時代に取り残されていく一方ですよ?
仕事も今は男女平等、両方の感覚を取り入れていきましょう。
ただそれだけです。



これで分かる事は、
育ってきた環境や、生きてきた環境
その人の歴史が今を物語っているんですよね。

何も生まれた時からそういうタイプの人間なんてあるわけがありません。
家事が得意な男性、仕事に才覚ある女性
いて当たり前なんです。

これまで表に出たくても世間の目が許さなかったんですよね。
ここ十年ほどで大きく変化して、「男女平等」が表立っています。
ですが、実際はまだ全くなんですよね。


家事においては今の20代くらいの男性は凄いですよ。
料理や家事、生活力に長けた男性が増えていると思います。
そして今の子達はセンスがいい…。
私は調理師免許を取得していて日常的に料理が大好きです。
ですが…男女共に若い子達の話を聞くと尊敬する話ばかりです。
本当に素晴らしい。

仕事においては今の20・30代くらいの女性は凄いですよね。
物怖じせずズバっと意見を言える方がとても増えています。
仕事も女性社員が増えた事から、女性目線を捉えた企画が増えてきています。
女性向けの企画でも、男が見ても楽しめる企画は大体女性がチームにいるんですよね。
本当に素晴らしい、「この会社は先が楽しみだな」と思いますね。

男は◯◯、女は◯◯
愚痴は出ても仕方がないですよ…色々とたまりますよね。
でも性別を分けている時点で、
「私は自分の物差しで相手を決めつけるタイプです」
と仰っているようなものです。

「そんなん綺麗事」
そう思う方は多いと思います。
そう思っている間は、時代に取り残されていくでしょう。
※あくまで持論です


声を大にして言いたい。

仕事は男の仕事、だけど会社が伸び悩んでいて困っている方々へ
・会社に変化をもたらしたいのなら女性社員を育成しよう
・女性社員の企画や意見を聞く場を設けよう

家事をしているつもりになっている諸君
・あなたが家事をしている!と言っている事は、
 日常的に家事をこなしている人からすると
 「生活する上で当たり前の事」

※あくまで持論です




◽️あとがき

本当につい最近の話なのですが、このような話題を何度か見聞きしました。
家で仕事をしている民なので外食・街歩きは貴重な情報収集の場です。
取引先は女性社員が数多くいて、今では旦那が主夫なんて当たり前にいます。

でも外では未だに見聞きするので、日本は停滞しているなーと常々思っています。
「多様性」様々な場で目にするようになったワードですね。
とても良いと思います。
ですが、多様性を盾にしてモノを言う方もいるので何ともなぁ…と( ˘・ω・˘ )

今10代20代が感じている日本の未来への不安
それを作り上げているのは、今いる大人の責任なんですよね。
これからの時代を作るのは今の30・40代の頑張り所だと思っています。
若い世代の指針となる事を忘れないで行きたいものです。

常日頃思っていた事を文章にしたのですが、
「あくまで持論です」って便利な言葉だなと思いました。


ぽこ

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