コーカサスから中東へのバイク旅行 (その111)
2023/11/9
特にやることもなく、ホテル周辺を散歩する
私は真面目な日本人なので大使館に言われたことを守り、あまり遠くまで外出しないでおく
でも、新しいパスポートが手に入った後、その言いつけを守り続けるかどうかは秘密だ🤫
周辺のミニマーケットや食堂などを物色して回る
ホテルの横の大通りAl Sadoon street 沿いには新しいきれいな店が立ち並んでいるが、一歩路地に入ると、まるでスラムかと思うような荒れた雰囲気になる
よく見ると、街のあちこちの建物が戦争によって破壊されてそのままになっていてイラク戦争からの復興はまだまだのよう
なので、バグダッドの市内でもよく見かける店舗は変建築関係の資材を売っている店が多く、ホテルの周辺は看板業が多く集まるエリアで店の前を歩いていると、人々のほとんどは好意的な雰囲気
挨拶をするとみんなうれしそうに挨拶を返してくる
外国人が珍しいこともあるのだろうが、日本に好感を持っている事は間違いなく、日本人だとわかると劇的に態度が変わる人も多い
最初そっけなくても、チニか?コリーか?と聞かれてヤバンだと言うと途端にフレンドリーになる
これはひとえに先人の行いのおかげだと感謝
30年以上戦乱が続き、、、ウィキペディアで調べたら、イランイラク戦争が1980年だから途中何年かのインターバルを挟みながら40年以上戦乱が続いているんですね
それ以前の歴史も、決して平坦ではなく、第二次大戦後の独立から政争、革命などへの激動の歴史が続いている
1世代以上を常に戦乱に晒されて生活しているイラクの人たちは外国人旅行者に慣れておらず観光客になれた他の国と違って、その反応が素朴で新鮮
アメリカから世界の敵認定されて、戦争を仕掛けられ、街を壊し政権を転覆させられた
その代わりに民衆の為にイラクを民主主義の国にしてやろうと傀儡政権をぶち上げるが、何年たっても治安は回復せず自国の台所事情が苦しくなったので、勝手に終結宣言をして軍隊を引き上げて後は、野となれ山となれ
戦争に負けて素直にアメリカの属国になった日本と同じ事をイラクにしようとしたのだろうが、アラブ人はそんなに甘くはないのです