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イトマンのスモールステップに感心させられた回

9月の後半くらいから、イトマンというスイミングスクールにロンくんを通わせている。

今日はそこのスモールステップがとても良いなと思ったので、noteにメモっておく。

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初級は25級から16級まで分かれていて、それぞれ達成目標が設定されている。

例えば、24級の場合は「顔つけを3回やる」「鼻でブクブク一回できる」などが設定されていて、その級にいる間は設定されているタスクを繰り返し行う。

進級するためには、定期的に行われる進級テストに合格する必要がある。

ロンくんを頑張っている姿をプールサイドで見ていて、ふと(あ、これ仕事で使える)と思った。

例えば、新人がタスク管理ツールを使いこなせるようになるために必要な級の順番は、以下のようになる。

25級 ツールになれる
24級 タスクを作成する
23級 タスクを進行する

といったように。

また、スモールステップは進級だけでなく、コミュニケーションにも使えるということが、今日の授業でわかった。

そのスモールステップコミュニケーション(スモニケーション)のおかげで、最初は「やだ!かえる!」と大泣きしていたロンくんが、帰るころにはニッコニコの笑顔で「楽しいね!」といっていた。

先生は、基本的に以下のことをやっていた。

① 無理にやらせない
② スモニケーション
③ 本人の意志を尊重する

① 無理にやらせない

本人が嫌がっているのを無視して「やるよ!」ではなく、「うん、わかった。プールサイドで座っていたいんだね。いいよ。」と優しく声をかける。

② スモニケーション

スモニケーションに関しては、近くで見ていて素晴らしいと感じた。

1. 大泣きしているロンくんに「プールサイドで座ってるだけでいいよ」と言う
2. 座っているロンくんに「シャワーだけあびよう。浴びたらまた座ってていいよ。」と言う
3. 「プールの中に入ろう。」といってロンくんが拒否する「じゃあ、入らなくてもいいからお水の中に足だけ入れられる?」と優しく言う
4. 「手をつないで輪になっておよごう」というが拒否される「やらなくてもいいからちょっとだけ入ってみようか」といって水に入れる

と、こんな感じで、本人の意志を尊重して無理強いはさせずアンカリング効果で徐々に行動に変化をつける。

子育てにも応用できますね先生。

③ほめる

できたら「やったね!できた!」とほめる。

褒められたら嬉しいのでまたやる。

またやるとさっきよりも上手になっているので、「さっきよりもできるようになってるね!」とほめられる。

これによって、ニコニコのロンくんが完成したのであった。

おしまい。