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3分で分かる!戦略的な仕事の探し方。

・学校生活を送りながらのアルバイト
・卒業後の就職
・今の会社を退職してからの転職
・生活の中でのアルバイト
・プラス収入の為の副業
・などなど
”仕事を探す”ということは、誰もが経験する人生の一大イベントです。
今回はその、”仕事の探し方”について、詳しく書いていきます。

どうやって仕事を探すのか?


仕事の探し方は、”求人の見つけ方”と言い換えることが出来ますが、基本的に下の5パターンで、その企業や店の求人を知ると思います。

1.友人の紹介で知る
2.よく行く店の店内の貼り紙などで知る
3.コンビニなどに置いてある求人誌で知る
4.ハローワークに行く
5.インターネットで求人検索する中で知る
そして、この5つのパターンは、2つにグループ分けをすることが出来ます。

1つ目は、(1)~(4)の4パターンが入る”オフライン”グループ。2つ目は、(5)だけが入る”オンライン”グループ。

仕事を探すには、まずオフラインで探すのか?オンラインで探すのか?これを考えることから始まります。

オフラインで探す場合


スマホでインターネット検索を行わずに、求人を探す方法は全部、オフラインだと思って頂ければ大丈夫です。

オフラインで仕事を探す最大のメリットは、”平等に求人を知れる”ことにあります。

ネット検索のオンラインと比較するとわかりやすくて、ネット求人は、広告です。検索で出てくる求人全てが、広告だと思ってください。(オーガニック概念は割愛)

オフラインでも出来ることを、あえてインターネットの世界で”広告”に変えて、ネットとスマホが大好きな私達への露出の機会を増やします。

広告に変わる以上、”広告費”という概念がセットで付いてきます。
要は、インターネット広告の世界になった途端、”お金が全て”に変わるので、求人広告費用としてたくさんお金を使える会社やお店の求人ばかりが表示されます。

その反面、オフラインでは、同じ土俵の中(同じステージ)で”お金が全て”という現象がほとんど起こりません。理由は下の通りです。

友人からの紹介の場合
友人から仕事を紹介されるパターンでは、その仕事に広告費による争いは存在しません。つまり紹介において、賄賂が無い限りお金による優劣は存在しません。平等です。

よく行く店の店内の貼り紙などの場合
その店の中というステージ(土俵)の中で、全く関連の無い店の求人の貼り紙がある。なんてことはあり得ません。あったとして、系列店の募集も一緒にしているくらいです。店内の貼り紙などにおいて、他社とお金で競争することは起こりません。平等です。

コンビニなどに置いてある求人誌の場合
これには少しだけ、お金による優劣が発生しますが、インターネットの世界ほどではありません。表示順位の優劣ではなく、求人誌では「大きく載せるか、小さく載せるか」ぐらいの違いです。求人誌においては、少しだけ「目立つかどうか」の優劣が存在します。

ハローワークの場合
ハローワークに行って、空いてる席に座って求人を探す。そこでは募集会社のお金による求人露出の優劣はありませんし、出来ません。平等です。

このように、オフラインの場合は、平等に求人を知る機会があります。

お金が全てのインターネットでは、企業側としては「いやいや、ちゃんとお金使ってるから、使っていない所より優遇されるのは当然でしょ」という意見です。

しかし、それはあくまで企業側の意見であり、仕事を探している人たちからすれば、そんな事は全然関係ありません。企業側で勝手に行われている”お金の戦い”のせいで、毎回同じような”お金の使われた求人”ばかりが表示され、それ以外の仕事を知る機会がありません。

”オフラインで探すメリット”と言うよりかは、”オンラインを使わないメリット”と言った方が正しいかもしれないですね。

ハローワークに行くことのメリット
仕事を探すうえで、ハローワークに行くメリットは一つです。その一つ以外にメリットはありません。”ハローワークに依存している企業が存在する”これです。繰り返しますが、このメリット以外ありません。良く言うと”ハローワーク限定求人がある”と言うことです。

根拠は、上に書いた理由と似たような感じです。ハローワークに求人は無料で出せます。つまり企業にとってはお金がかかりません。

そして、ハローワークの中でも求人の優劣がありません。採用活動にお金を使っていない(使わない)企業の求人情報を知ることが出来ます。

ここで一つ注意点です。

”ハローワークに依存=採用活動にお金を使わない=ブラック企業”だから、ハローワークは利用しない方が良い!などと、主張をしている方がたまにいますが、それは間違いです。

そういった方は、一つの視点だけでの考察と主張です。仕事を探す人が求めている事や行動、インターネットの世界で行われている価格戦争、ハローワークの立ち位置、などなど。これらの視点も含めたら、”ハローワーク依存=ブラック企業”なんてことはありえませんので、じゃんじゃん利用してください。

しかしハローワークには最悪のデメリットがあります。それは、「ハローワーク職員は、求職者の採否には、ほとんど関心が無い」ということです。

これをハローワークの職員がみたら、気を悪くすると思いますが、事実です。(ほんの一握りの例外はいると思いますが)

人材サービスの会社と比較すれば、その理由は明白です。片方は、採用が成立することでの売上が企業存続の生命線だから、採用してもらうことに必死です。しかしもう片方は、、、はい、、そういうことです。

オンラインで探す場合


・簡単だから
・お手軽だから
・どこでも探せるから
・そういうご時世だから
・オフライン行動がめんどくさいから
インターネットで仕事を探す理由は、こんな感じだと思います。スマホが無かった時代と比べれば、オンラインで仕事を探すメリットは一言で説明出来ます。”昔は出来なくて、今は出来るようになったこと”これが、インターネットを使う最大のメリットです。

しかしインターネットの世界はめまぐるしく進歩しているので、知っておかなければいけないことは多くあります。”ただ便利だから”というだけで使っていると、知らぬ間に広告技術によって行動のコントロールをされてしまいます。

後で触れますが、マーケティング技術の進歩により、あなたの就活行動は既に予測されています。予測通りの就活を行えば、その予測が正しかったという裏付けとなり、予測から外れれば、効果改善の対象となり、マーケティング技術がより進歩します。

インターネット検索の考え方


ヤフー・グーグル・サファリ・indeed・youtubeなど、検索エンジンと言われているものは、入力される”検索キーワード”を基盤に情報が構成されています。

情報を発信したい側(自分のサイトに訪問してほしい人達)は、検索されるであろうキーワードをあらかじめ設定して、そのキーワードで検索された場合に、ヒットされる工夫を施します。

SNS風にわかりやすく言うと、あなたが検索するであろうキーワードをたくさん想定して、ハッシュタグとしてあらかじめ入力しておきます。

さらに、そのキーワードに”広告費”を設定することで、「お金さえかければ、検索結果をコントロールすることができます」。

これにより、何がおこるか想像できますか??

➤あえて”引越し”で考えてみましょう

あなたが石川県に住んでいるとしたら、「石川 引越し」でおそらく検索するでしょう。

しかし引越し業者は、あなたのその検索行動を予測しています。引越しのサカイは「石川 引越し」というキーワードに1万円のお金を設定しました。引越しの日通が「石川 引越し」というキーワードに10万円のお金を設定しました。

すると、あなたが検索した検索結果には金額で勝っている”引越しの日通”が一番に表示され、引越しのサカイは「あれ?サイトの訪問者(閲覧数)が少ないぞ?お金の設定が悪かったのかな?」とお金の設定を20万円に引き上げます。そうなると、同じように引越しの日通がお金の設定を見直してきます。

ヤフオクを使ったことがある人なら何となくわかると思いますが、実はインターネット検索の世界もとんでもない規模間で日夜オークションが行われています。

お金で検索結果をコントロールされているので、引越しのサカイも引越しの日通もどちらも使いたくなかったあなたは、コントロールされたこの2社以外の業者を探すのがとても大変になります。「石川 引越し」以外の検索キーワードで探し直さなければいけません。

これがインターネット検索の世界です。(SEOはここでは触れません)

簡潔にまとめると、「ネットの世界では検索ワードに対して日夜オークションが行われており、みんなと同じような検索の仕方だと、それは予測されてオークションされているから、お金のかかった検索結果しか表示されないよ。」ということです。

CMで話題の”indeed”の実態


さあ、ここで仕事の探し方についての本題に戻ります。検索結果オークション合戦による、お金の戦いが、あのCMで話題のindeedでも起こっています。

仕事に関する検索を行うと、ほとんどの検索の仕方でも”indeed”が検索結果の上位に現れると思います。(それはindeedがお金の戦いで勝ち続けているからなのですが)

そして多くの人は、そのままindeedにアクセスします。アクセスすると、また検索画面が出てきて、仕事を検索します。

この検索結果が、ヒドイ状態なんです。何がヒドイかというと、例えば「石川県 経理事務」で検索すると、全く関係の無い”飲食店のホールスタッフ”とかが検索結果に出てきます。

なぜかというと、そのホールスタッフの求人に「経理事務」のワードが設定されているからです。そうです、企業側は「どんな検索をされようが、自社の求人を見てほしい!!」という思いの行動から、関係の無いキーワードを手当たり次第に設定します。

企業側からすると、戦略の一つなのですが、上の方にも書いた通り、そんな企業間の争いは仕事を探す人たちには関係ありません。そんな戦略のせいで、検索しても検索した通りの結果が出てきません。

同じような求人ばっかりが表示されるので、2ページ目、3ページ目・・・7ページ目と、もうめっちゃ疲れます。スマホを触ってるだけなのに疲れます。

しかしCM効果やお金によるオークション勝利により、indeedの認知は高まり続け、利用者は年々増加しております。今ではとんでもない利用者数です。

そんな求職者大量市場は、企業側が放っておく訳がありません。古参企業と新規参入企業によるオークション合戦が日に日に激しさを増しております。もう探したい求人に、すぐ辿り着くなんてかなり難しいです。

これが業界最前線を走る”indeed”の実態です。

インターネット上の求人媒体


ここまでは、”検索”の基本について触れて、それを逆手に取る企業の争いにも触れました。そしてindeedは上に書いた現象により、仕事が探しにくいとお伝えしました。

ここで、タウンワークやバイトル・アスコムなどの求人媒体が輝きます。求人の総数はindeedより格段に少ないですが、検索結果をチェックボックスにより絞ることができるので、見当違いな求人が出てくるなんて事がほとんどありません。

そして、求人媒体それぞれには特性があります。「バイトするならタウンワーク」と、笑ったらダメ企画で一番笑ってる金髪のマッチョが言ってる通り、バイトするならタウンワークです。

正社員としての転職を考えている中で、タウンワークを使うのはオススメしないということです。媒体それぞれの特性を考慮したうえで、仕事を探せば、はるかに効率が良いと言えるでしょう

予測されているなら、それを逆手に取る。


検索するキーワードが予測されているということを、逆手に取ればオンラインでの仕事探しはうまく行きます。

あえて極端な例えを出しますが、輪島塗り職人とか信楽焼職人とか、レアな仕事を探している場合は、「輪島塗 未経験」とかで探すのもアリでしょう。このレアワードを想定してお金をかける企業は少ないと考えられるので、余計な求人が出てくる事は少なく、求めていた求人にすぐ辿り着けると思います。

反対に、エリアや職種など、大きなジャンルとしてある程度求めている求人が定まっている場合は、indeedとかではなく、求人媒体を使うと良いでしょう。
該当する、☑都道府県 ☑市町村 ☑職種 にチェックを入れて、絞り込めばよいだけです。

indeedで「石川県 金沢市 接客」と入れてしまうと、的外れな求人もたくさん出てくるから探すのが本当に大変です。

このように、あなたの行動を予測しようとする企業側の思考回路を、あなたが逆に予測して逆手にとり、求人媒体の特性も理解しつつ、オンラインで仕事を探すことができればバッチリです。

どうやって戦略的に仕事を探せばよいか?


オフラインとオンラインでの仕事の探し方の違いについて、少しは理解が深まってくれると私も嬉しいです。

かるくおさらいです。企業側のお金の戦いに影響を受けるのがオンライン。逆にあまり影響を受けないのがオフライン。今回はこのまとめ方を覚えて頂き、忘れなければOKです。

では最後に、これらの仕事の探し方を踏まえて、”戦略的な仕事の探し方”をお伝えします。

探し方というか、考え方みたいな話しになってきますが、今回の記事をしっかりと頭に入れて「広告費の価格競争とか、そういうのを考えていなさそうな企業を選びましょう」。

マーケティング戦略として価格競争とかにも力を入れている企業は、あなたをマーケティング戦略の中での”応募者カウント+1”としか見ていません。応募後のあなたの行動も、記録され分析され、退職でさえもマーケティング材料にされます。反対に、そういうことを考えていなさそうな企業は、あなたのことを”待ちに待った応募者”として心から接してくれるハズです。

「オフラインでの仕事探しもちゃんと行って、オンラインでは予測された行動からは外れようね」ってことですね。IT化が加速している、現代だからこそ、時代に逆行した行動を取ることも戦略の一つです。

考えてみてください。とにかく応募が欲しくて色んなことをやっているってことは、「すぐ辞めていくから、頭数となる応募数が必要なんですよね・・・」

今回の記事により、北陸の地元中小企業の地元採用が少しでも潤うことを祈っております。。。

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