学校の先生から言われた発達障害の長男へのモヤモヤの残る言葉

こんにちは、新学年が始まって、毎晩翌日の不安を繰り返し唱えている長男がいます。

発達障害の長男と学校に関しては、まだまだ試行錯誤する日々なのですが、同じようなお子さんのいる先輩ママからは、高学年になっていくほど、楽になっていったという話を支えに、不登校になったりならなかったり。

ただ、ずっと学校に行かなくていい!と簡単に言ってしまえるほど、学校の先生たちに放置されてきたわけでもないので、学校でしか味わえない経験を味わってほしい✨という長男のことを想う気持ちだけは素直に受け取りたいので、日々、発達障害の長男とは、学校のことや人との関りについての話をするようにしています。

学校で上手くいかないことがとにかく多く、自己肯定感が勝手にどん底に陥って地獄に落ちたくらいの顔をしているときも多々ありますが、先生が褒めてくれたり、クラスのお友達に優しくしてもらった幸せな経験もしてきているわけで、本人も学校を全否定しているわけではありません。

友達や仲間が欲しい。
皆の前で褒められたい。
皆でやると楽しい!

そんな純粋な子供心も持っていて、放棄せずになんとか学校に通っていた時期もあるのですが。

感覚過敏や、今も課題なのは『場面緘黙』。

自分の困りごとを先生や周囲に伝えられるようになるための工夫も必要です。

その辺は本人が一番分かっていることで、分かっているけれども頑張ったらすぐに乗り越えられるわけでもないんだと思いますが。

それが発達障害なのだと思っているのは親のエゴなのか?と考えさせられた言葉を、教師から投げられたことがあります。

学校で音楽発表会という行事があるのですが、長男の通う学校の音楽の先生は、発表会前にリコーダーのテストに合格するという課題を出し、一人一人先生の前で決められたフレーズを吹くことになっていました。

もちろん、私も昔やったことがあるので、一般的なことだと思っていますが。

長男がリコーダーが苦手なのはその前の年から指摘されていて、家でも大分練習しつつ、少しずつ吹けるようになっていったのですが、先生の前で一人で吹くというのは、リコーダーの演奏とはまた違う次元の試練だということを、先生が知ってか知らずか…

合格していない最後の一人となってしまった長男に対して、休み時間や隙間時間を使ってなんとか合格させようと奔走してくれました。

『どうしても先生の前で一人で吹こうとすると体が動かなくなってしまう…』と本人がちゃんと話してくれましたが、乗り越えることの成功体験も大事という先生の気持ちも分かるので、付き添ってみたりしつつ、本人もなんとか頑張ろうとしていましたが、結局、音楽発表会当日までにどうにもならず、音楽発表会の時間は自習時間にさせてもらいました。

リコーダーを吹いてるふりをして舞台に立てないあたりが長男そのものなのですが。

出来ないことで泣いて固まってしまう上、どうしたいのか、どうして欲しいのか、自分から伝えられもせず、もう戻っていいよ…と言われても動けず。

自分に幻滅した上に頭真っ白なのか、優しく声掛けをしてもらえたら動けるのでは?と、その辺は親心フィルターありきで、先生にとっては面倒なタイプだとも思います。

そんな先生から、音楽発表会を前日に控えた臨時テストでも相変わらず泣いていた長男を、教室に戻した後に呼び止められて言われたのが、

『自分が世界で一番可哀想といった感じで泣いているように見えるんです。』

と😭

若くてパワフルな先生だったので、圧倒されてその場では上手く返せませんでしたが、大人でも短期間で自分の苦手を克服するには、なにかしらのアイデアが必要になります。

長男は家では一曲まともに吹けるようになっていて、あとは先生の前で吹ければ合格を貰えるというのは本人も分かっていました。

先生の前に立つと、何故か緊張がMAX状態を突き抜け、勝手に涙が溢れてきてしまう、そんな風にも言っていました。

背中を押し続けただけでは勝手に出来るようにはならないから、発達障害なのでは無いのか?

時間を割いて寄り添っているように見えて、結局求めることもやる状況も同じでは、あの場ですぐにどうにもならなくて世界で一番辛いというような泣き顔を、長男が見せたとしても当然の結果だったのでは?

ゆっくりじっくり思い返すようになりました。

あの時、謝るのでは無く『先生はどうしたらいいと思いますか?』と返せなかった自分をいまも密かに情けなく思っていたりします。

発達障害だから困難なのか、簡単に乗り越えられないものだらけだから発達障害なのか…学校の中での発達障害児ってどうしたら良いんでしょうか💦

私のように、自分の子供のことでさえ理解が追い付かずに、学校でひたすら謝っている保護者の方が沢山いるんだろうなと思うものの、うちの長男のような生徒や違ったタイプの困難を抱えた生徒も一学年に何人もいる今の時代、学校の先生を責めたい訳でも無く、親も先生も、お互い難しいな…というのが落としどころになっていますが。

親も落ち込みすぎず、相性の良い人に頼れる隙あらば頼りまくって、こうすればこう、といった経験を積んでいくしかないのかもしれません。

頑張ろう!母ちゃんも😅

子育て落ち着いたら恩返しします!(笑)

まだ、アイデアは無いものの、いつか、発達障害でしんどい思いをしている人や、発達障害の子供を育てながら頑張る人の支えになれるような起業をしたいので、その資金にしたいと思います! まずは、沢山の人に助けられ、支えられた分、恩返しできるような人間になるために、コツコツと。