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独りよがりになっていることに気づく

バレンタインデーに夫にチョコレートを買いました。
夫は甘い物が好きではないので、毎年お酒入りのものを選んでいます。

それでも、食べずに放置されていることがほとんどで、私は腹が立ちます。


なぜ腹が立つのか?

それは、私のあげた気持ちが蔑ろにされているように感じるからです。
怒りの下には悲しさがあります。

夫には若干のASD特性があるので、いらない物はいらないし、私に気を遣ってお礼を言うことはありません。
それは気安い家族だからではなく、誰に対してもで、職場の人からもらったおみやげなども放置です。
なので、本当に人の気持ちがわからないなぁ、もっと私の気持ちを考えて大切にしてくれたらいいのに、とも思います。


だけど、イライラして自分の気持ちをなぞっていたら、ふと思いました。

私は私の思いばかりを押し付けていないか。
独りよがりだったのではないか。

夫が甘い物が好きではないことは昔からずっとわかっていることです。
それなのに、バレンタインだから、せっかくならチョコレートを、とチョコレートを選んで贈るのは、私のエゴでしかありません。

夫が甘い物が好きでないなら、バレンタインデーにチョコレートをあげなくてもいいのです。
バレンタインだから気持ちを贈りたいと思うなら、夫の好きな塩辛い物を贈ればいいのです。

私は私の気持ちばかりを優先させて、夫の気持ちを考えていませんでした。
夫の特性をわかっているのに、そこに合わせることをしていませんでした。

気持ちを贈るってそういうことじゃないですよね。

本当に相手に気持ちを贈りたいなら、相手のためを思ってすることなら、相手に期待しないこと、見返りを求めないこと。
それが無償の愛なのでしょう。


これって、夫婦の話ですが、親と子にもよくある話かなと思います。

よかれと思ってしたことが、本当は子どものためになっていないことってあると思います。
子どもは感謝しないどころか、喜ばなかったり、素直に拒否したり。
親は、せっかく子どものためを思ってしたことなのに、なんで喜んでくれないのか!という怒りを覚えます。

だけど、その人のためを思うなら、その人の気持ちや都合に合わせることが大切ではないかと思います。

喜ばせてほしいなら、まず自分が相手を喜ばせること。
愛されたいなら、まず自分が相手を愛すること。

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