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ポジャギに込められたもの

朝鮮半島で、「大切なものを包む布」として朝鮮王朝時代から愛され続けているポジャギ。

昔の人は小さなものから大きなものまで何でもポジャギに包んでいたと言われます。21世紀になっても、ものを包む、ものを運ぶだけでなく、隠す、かける、覆う、敷く、飾る、当てるなど、ポジャギは日常生活で多用途に使われています。

特に、韓服を仕立てて余った端切れを縫い合わせて一枚の布に作りあげるチョガッポはポジャギの代表としてよく知られています。どんな小さな布も無駄にしないで再利用する生活の知恵が活かされ、庶民の間で受け継がれてきました。

小さい端切れを一つ一つ繋げて長寿を願い、念を入れて作ったポジャギに
ものを包むのは「福を包む」ことであり、幸福を願う心を込める縁起物です。

そして、窓際で光と風をはらむ姿がとても美しいポジャギ。

伝統にとらわれず、暮らしのインテリアとして自分好みの飾り方を愉しみ、たくさんの幸福を呼び込めますように…
そんな思いを込めて一針一針丁寧に縫い繋いでいます。

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