見出し画像

ポジャギ講師のカバンの中身①裁縫道具

こんなの見たい人いる? でも、雑誌などで「鞄の中身」「ポーチの中身」公開するやつって、意外と見る、いや、それを一番に見る。同じの持ってたり、気になるものがあったり、赤の他人なんだけど、実際に使っているっていうのが気になる。マネするかどうかはわからないけど、とにかく気になる。 

ただし、今回は、私が普段使ってるショルダーバックではなく、ポジャギ教室の時に使う仕事カバン。RIMOWAのスーツケースの中身。毎月10日前後使うヘビーユーザー。実はこのRIMOWA、ポリカーボネートという軽くて頑丈な素材のはずなんだけど、私が荷物詰め込み過ぎて、割れてる・・・ここが?普通こういうのってキャスターが壊れるんじゃなかったっけ?

画像1

見ての通り、ぎっしり。この写真の中↑には、ポジャギキットは入ってない。必要に応じて+もしものことを考えてキットは毎回多めに持参する。シルクや麻などを巻きで追加する。RIMOWAだけでは足りず、その上に本や生地を入れた袋を乗せて運ぶことも多い。ごちゃごちゃしているようだけど、私としては、これでも厳選して選んだものばかり。

項目入り

ほとんど全てのポジャギ教室に、これら全て持参する。持っていくポジャギキットや生地に合わせて 糸の中身を入れ替えることはあるけれど、ほとんどこれらは無条件に持参する1軍メンバーである。これだけでRIMOWAの半分以上を占拠する。以前、大きなトートバックを使っていたことがあったけど、手がちぎれそうになったし、実際 バックも破れたのでやめた。

こまごま色々あって長くなりそうなので、小出ししていきますね。

裁縫道具

①裁縫道具

これは、メモ紙の箱。韓国のちょっと高級な土産物屋で売っている。確か2000円くらいした。ちと高い。お土産としてプレゼントするのはちょっと考えるかなぁ~。ポジャギ柄、韓紙柄などデザインはいろいろ。マグネットでパチンと閉じられるですごく便利。(中身は実際にメモとして使ってます)かなり厚手の紙でできているので丈夫。壊れない。針が刺さっても大丈夫。

裁縫道具1

■ミョンジュの針山

これはポジャギ・チョガッポでは定番の四角い針山。中には羊毛が入っていて、針が錆びない。ミョンジュという厚手の生地は、針の刺さりがいいので、針山には最適。私のポジャギ教室 では、最初のほうのカリキュラムに入れてます。最初だから縫い目ガタガタだけど、慣れてから見ると愛着がわくんです。ちょっと大きめで、中に針が隠れてしまうので(マチ針は数えないけど)縫い針は必ず数えてます。

■無印のメジャー(巻き尺)

軽くてコンパクトなのでここ数年愛用中。もっとわがままを言うと、2mまであってほしい。キーホルダーみたいに鞄につけれるようにしてほしい(そうしたら韓国にも持っていくな~)100均とかにもメジャーありますが、無印のが一番小さいと思う(たぶん)

■目打ち

韓国では、組み紐の引き締めには「ソンコッ」っていうメウチみたいなものを使います。私もたまにこれでメドゥプ(組み紐)します。印付けたり、穴をあけたり本来の用途でもポジャギ製作では使うことが多い。

■チャコペン

この写真のは100均の水で消えるチャコペンですが、最近はフリクションペンもよく使います。ただし、ヤンダン、セットンという生地では消えないので要注意。手芸用のチャコペンはお値段が結構するのと、わざわざそのために買いに行くのが面倒くさいので、ここ数年は100均のチャコペンが多いです。でもすぐにインクがなくなる。これは仕方ないのかな~ 鉛筆、シャープペンシルタイプは消えないで跡が残るので ほとんど使いません。

■リッパー&ヘラ

本来は縫った部分をほどく時など、糸を切るときに使う「リッパー」。私はヘラの代わりに、生地に印をつけたり、折り目をつけたりするときに使います。何度もガリガリすると、生地が破れるので初心者にはお勧めしません。なので最初の頃はヘラを使うことをお勧めしてます。ヘラだと折り目がぼんやりしてるのに対し、リッパー(メウチでもよくやる)だと細くてはっきりした印がつくので、自宅でポジャギ製作するときは100%リッパー使ってます。100均のヘラは、断面が分厚いものもあって、折り目が付きにくいことがあるので要注意。

■ハサミ

ヘンケルズの刺繍用ハサミをずーっと愛用中。先がとがっているタイプがお勧めです。小さいハサミだけど、結構分厚い布も切れます。切れ味サイコー!教室用と自宅用2本持ってます。ついでに言うと、自宅では大きな裁ちばさみもヘンケルズ。ヘンケルズラブ💛

■指ぬき

ポジャギ教室で、実際に私が縫うことはあまりないんだけど、お手本として麻など厚手の生地を縫う場合、指ぬきがないと指に穴が開くので念のため入れてる。自宅ではもっとしっかり分厚い革の指ぬきを愛用中。私は右手の中指にはめる派。指ぬき使う、使わない、どの指にはめるのか、人それぞれで面白い。

■四の二 針

基本として使っているのは、クローバーの四の二の針。あくまでも個人的な使用感として、ポジャギやるなら四の二がオールマイティで使えるなぁ~ということで愛用している。針の長さ、太さなど好みでそれぞれ変えていいと思うけど、クローバーの針ならどこの手芸店でも必ず置いているので良い。チューリップ(メーカー)のポジャギ針もいいけれど、ほとんどお店に置いてなくてネットでのみ購入可能。縫いやすさ、先の鋭さ、生地への刺さり具合が断トツ好きなのは、京都のみすや針。でも、針穴が小さいのでチヌサなどの太めの糸は無理。細い糸でも糸を通すのが難しい。昔の人は本当にすごいな~ 最近老眼が始まっている感じなので、針穴の大きな針だとありがたい。

■風船

最後に、異色なものを。以前ソウルのダムル工房でポジャギ修行していた時、裁縫道具の中にかな~り汚れた白の風船があった。まるでガムの食べかすのように汚かったので捨てようとしたら、先生に止められた。「これは必要なものなのだ」と。●硬い布を縫っていて針がなかなか抜けないような場合 ●太い針や糸で縫っていて生地から針が抜けない場合 ●手に油があって針が滑る場合、などなど、こんな時に針に風船をかぶせて引っ張ると・・・まぁ不思議!すぐに針が抜けるんです。風船の粘着力?摩擦?グリップ力で針を逃さず力をそれほど入れず針が抜けます。そんなに頻繁に使うものではないけれど、ちょっと困った!ってときに使えます。でも汚いのは嫌なので、100均で風船が沢山入っているのを買って たまに入れ替えています。

裁縫道具だけで結構うんちく語った・・・参考になったのかならなかったのかわからないけど、こだわりのポジャギ道具たち。つづきます。

気に入っていただければ サポートをお願いいたします。 今後の励みになります。がんばります! カムサハムニダ!