#12 距離をおいて
ポイです
↑の画像はLyonの駅だった古い建物
Lyonは盆地なので天気の変化が割と激しいですが、いい天気だと抜けるような青空が広がって素敵です
この青空が覗く前は激しい雨でした
人生も同じようなものかもしれません
雨が降ったり晴れたり
変化を受け入れることも大事なのかも
それなりの期間
歌舞伎町から遠のき、次の後期歌舞伎町までそれなりの期間がありました
昼はサラリーマン、夜は飲食業と少しの間違うことをやり始めて
今までの理不尽を忘れたかったのかもしれないです
昼の仕事で豊島区を動き回り
一般的な会社での会話と振る舞いを学び
夜は飲食店で厨房をする
これはこれで楽しかったのですが
どうも違和感というか
自分が望んでることはなんなのか全くわかってなかったんだと思いますね
憂鬱でした
少しの間、故郷からの友人と暮らしてみたり、英会話教室に通ってみたり
何故か道案内からお隣の国の方々と交友関係が始まったりと私生活というか
所変われば変化の度合いも変わるようで
充実はしていたと思います
思うのですが、やはり自分の気持ちに探りを入れるとどうしても恩師と仕事が出来たらいいなと考えてました
自分を見つめ直すとかそんな小難しいことではなくて
自分の素直な気持ちはなんなのか
それを受け入れてどうしたいのか
次第にそう考えることが多くなり
恩師に会おうと思い連絡を取り
まずは恩師が働いている職場で食事をしに行くという行動に出る
身の丈に合わない
恩師の職場で食事をすることに対してではなく、その職場で自分が働くのは身の丈に合ってないとはっきり感じましたね
調理レベルが自分ではとても追いついていない
下っ端ですら厳しいのでは?
と思うくらいのお店でして
恥ずかしい気持ちと悔しい気持ちが入り混じり、恩師に
「ここで一緒に働きたいです」
なんて言葉は出せなかった
その気持ちを飲み込み
幾度か食事をしたり
時間が合えば恩師との時間を作り交友をしていったんですが
歌舞伎町を出てから2年経たないくらいでしょうか?
着信アリ
O「Oです!ポイくん今何してんの?
ヒマ?働かない?」
ポ「え?いやぁ、Oさんいるとこじゃ
自分は通用しないと思いますし….
下っ端ですしね」
O「あーあー違う違う笑
また移動するんだけど、移動ってか
出戻りだよね!歌舞伎町なんだよ」
ポ「え?でもEさんいるじゃないですか
あんな揉めちゃったら自分はちょっと
厳しくないですか?」
O「大丈夫!Eさん辞めたから!
ポイくん俺の下で入るから心配する
必要なんてないから!で?
どうする?」
ポ「そりゃやりますよ!」
人の縁って面白いものですよね
自分が思ってたようなことが起きて
それも望む形でやれる
もちろん努力するのは当たり前で
大変なことも山積みだと思うけど
喜んでその申し出を受けました
何が起きた?
なるべくしてなったというか
これを因果応報と言うのかはわからないけれど、確実に日頃の行いは悪かっだろうなと
繁忙期、
年末ともなると早めの忘年会に始まり
クリスマス、年納め、新年会
と11月から1月にかけて飲食店としては稼ぎ時に入り、「大箱」なら尚の事忙しさに拍車がかかるんですよね
その繁忙期にEは「パンク」させたと
「パンク」について説明すると
(自分もパンク?となって聞いた)
来客、予約に対応することが出来ず
提供不能に陥りお客様に帰ってもらう事
らしいです
そりゃあ来店したお客様は気分も悪いでしょうし、予約に至っては最悪かと思いますよ冗談じゃない
EはOさんとポイの件で既に会社からは
問題有りと認識されてて
それだけでなく、売上自体も過去から
比べると相当下がってるのもあって
もう責任問題となっていたらしい
下っ端の自分から見てもOさんの方が、技術、知識、結果、人徳
全てにおいて上でしょ!ってなりますし
何より仕事しないでいたらそうなりますよね
パワハラもあって人員が足りなくなり
今では人員総入れ替えになったそう
なんとか委託人員により店は回っているものの会社としては自社の人員でやりたいところ
それでお声がかかったと
心境
正直に思ったことは
Eに対してポイが復讐することもなく
勝手に自滅したんだなと
こんな事言うと嫌悪されるかもしれないけど「ざまあみろ」と思った
心の中のつっかえてたものがなくなった気がしたよ
毎日罵倒され、殴る蹴るされ
働いた分の給料を減らされて
こっちのほうが足りないくらい
それは確かに思ったけれど
それよりもまたOさんと働けることが
何よりも嬉しくて少し信じられなかったくらい喜んでいた
色々と打ち合わせを行い
人員、いつから新体制でやるのか?
メニューに関して
(ここに関われたのはものすごいいい経 験値になった)
給料と待遇について
様々なことを話し合い
と言ってもポイは下っ端なので
ほぼ頷くようなもんですけど
新しく一緒にやっていく面子が揃い
Oさんが料理長としてやっていくことが決まった
心が弾む様だと子供のように思ってた
この時に初めてOさんの上司
調理部門全体のトップの人
ビッグボス Tさんに会った
もう、なんか色々と説明が難しい人で
スゴイんだけどもっとぶっとんでるから
サラッと言えないような人間性なんですよね
こうして「後期」
歌舞伎町にまた戻ることになりました
因果応報って昔から言うけど
昔から言うってことは少なからずも
あり得るような事なんだよなぁ
自分も気をつけて生きていこうと
静かにだけど強く想います
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