自虐的な言葉を控える

「もう若くないので…」
数年前会った人(35歳位)がこう言った。
結婚適齢期を意識しての若くない発言だったと思う。

私はそれを聞いて「別にそんな事言わなくてもいいのになぁ。物事をネガティブにしか考えられない人なのかな」と感じた。思い切り自分を棚に上げているけど。

私はその言葉に何て言っていいか分からず軽くスルーした。「そんな事ないですよ」も何か白々しい感じがして上手い返し方が分からなかった。

「私って可愛くないから…」の言葉を受けて周囲が発する「そんな事無いよ～」と言うくだりは私嫌いだ。と言うか表情に白々しさが出るので、その慰め方は出来ない。

ネガティブな言葉の中でも自虐的な言葉の返し方に困る。
明らかに「そんな事無いよ」待ちだとウンザリするし、本当に自己肯定感低くて言っていても対応に困る。

私もつい言ってしまう時がある。
車の運転が下手だと自虐したら、相手は明らかに困っていた(申し訳ない)
せめて「運転苦手なのよ」位にしとけばよかった。

自虐を言われてもあまり良い雰囲気にならないのを感じたから、自虐的な言葉を出来るだけ言わない様にしている。

もう若くないから…と言った方も言われた方もネガティブな気持ちになってしまう。
私はネガティブな人間だけど、自虐したら自分で自分の価値を下げているんじゃないだろうか…自分の事を貶める様な事はしたくないかなと感じた。

もう１つの理由は、自虐言ったり自分を卑下すると舐められやすいし、モラハラ系・寄生系・搾取系等のヤバい奴が寄ってくると、ネットの記事で見たから。
自虐が多い→自分に自信がない人→思い通りにコントロール出来る人・言う事を聞いてくれる人(カモ)と思う輩がいるんだろう。想像がつく。

恋愛系の記事でも、尽くし過ぎると愛されないとか大切にされないってよく見る。同じ様な理由なんだろう。

舐められたくないし、自分で言った自虐に自分が削られるのも嫌だ。なので自虐ネタは言わない様にしている。