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怒りや不満の裏には、期待がある。

定年退職した、気難しい性格の方がいた。

私の部署で経理の係長をやっていた方だ。
仕事が出来ない人ではないが、会社に不満があったし本人も言っていた。

自分より格下認定していた総務のAさんの方が早く係長になったのも気に食わなかったらしいし、経理業務を引き継ぎしてくれた前任者に対しても、不満がある様子だった。
結構デスクで愚痴っていた。

自分が蔑ろにされたと感じて、経理の後輩に怒鳴っていたり、それを宥めた部長にも別室で大声で言い返していたり…。

自分の思い通りに行かない時や、蔑ろにされたと思った時に、不満や怒りが出ていた印象だ。

心の中では、「自分を蔑ろにして欲しくない」「自分を認めて欲しい」と言う気持ちがあると思う。
周りや会社に期待しているから、思い通りにならない時に怒りが倍増する。キツい言い方をすると甘えているのだろう。

最初から期待などしなければ、自分の思い通りに行かなくてもそんなに怒る事は無い。
相手に変わって欲しいと強く求めた結果なのかなと思う。

私は、過剰に他人や会社に期待する事に疲れてしまった。怒りや不満を持つのは体力を消耗する。
期待し過ぎない方が精神衛生的にいい。

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