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どうしよう、俺は俺の事を好きな人が好きだ

チェンソーマン・デンジ

21年生きてきて完全に分かった。僕はデンジだ。
家族に愛されて生きてきたのと、デビルハンターになっていない部分が違うだけで、完全にデンジだ。






だってイヌ好きだし。






21歳にもなって僕がイヌアレルギーだった事が発覚した話はさておき、僕は僕の事を好きな人が好きだ。





思えば初恋も受け身だった。小中学生ならではといえる友達の「アイツお前のこと好きらしいよ」にまんまと意識させられ、あっという間にその子のことを好きになってしまった。

大学に入るまで、恋が成就するまでの順序は全て、

「好きになる」→「好きになってもらう」

ではなく

「好かれていることに気づく」→「意識し始めて好きになる」

こうであった。






これは恋愛以外の人間関係にも言える。自分に興味を持ってくれる人にしか、興味を持たない(興味を持ちたくない)のだ。

自分なりに分析してみたところ、一旦出た結論がある。




自分が興味を持った人に、興味を持って貰えないのが怖い(悔しい)


完全にこれな気がする。好きな人に好かれないことを過剰に怖がるという性格が、無意識に交友関係を築く上での順番を確定させてしまったのだ。




しかし、このメンタルの持ち方は、自分が傷つかないためのライフハックであるとも言える。




例えば誰かに知らないところで嫌われていて、それを知った時に、

いいもん、別にアイツのことなんて最初から興味無いし、好きに嫌ってくださいよ、ええ!


と、心の中で開き直ることが出来る。

人との交友関係を築く順序は、徹底して後攻を選ぶに越したことがないのだ。







後手に回り続ける人生だ。

向こうの態度次第でこちらの態度もこれからの関係性も変えられる。こんなに楽で、傷つかない考え方はない。



正直、この考え方のおかげで、自分の事を嫌いにならずに居られている。かなり信憑性の高いライフハックだ。人間関係にお悩みの皆さんは是非。




自分に対して嫉妬や嫌悪を抱いている人は、それを少しずつ自分にぶつけてくる。

直接「嫌い」と言わないまでも。




すぐに態度に表れる人もいれば、その人と長い時を過ごしていくうちに自分が「あれ?」と気づくパターンもある。



その場合、どちらのケースにも対応出来る動き方がある。



一瞬で距離を取り、二度と関わらない




これはかなり有効だ。相手に「お前の攻撃、全く効いてないぜ」アピールも出来るし、自分もこれ以上傷つかない。




僕の場合、かなり早い段階で距離をとる。

実際そこまでめちゃくちゃ嫌われている訳ではなかったとしても、1度違和感を持ってしまったら、未来の自分が耐えられなくなるだろうからだ。


時間とともに自分の中の「もしかして嫌われているのかも」が大きくなる。

このモヤモヤはかなり厄介だ。

相手はそんなつもりがなくても、些細なきっかけでそのモヤモヤが膨らみ、勝手に自己嫌悪に陥ってしまう。

このモヤモヤは1度生まれるとなかなか消えてくれない。



僕の場合、喧嘩も嫌いなので自己完結し、モヤモヤが換気出来ないまま、自分が窒息するか、小さな摩擦によって起こった火花に引火して大爆発を起こすかもしれない。





とにかく、自分の「あれ?」という感情には敏感でいるべきだ。








わざわざ言う必要も無いが、
自分の事が嫌いな人に対してなにか一言あるとすれば、

僕は僕の好きな人たちと生きていくよ、そっちの方が楽しいからね。





結局この文章で何が伝えたかったのかと言うと、


自分の事を好きな人が大好きだし、自分の事を嫌いな人は大嫌い


これでいいんだと思う。

このスタンスでいる事が結局自分を傷つけないための防御装備になってくれるのだ。


僕は自分の事を結構好きな方だし、幸いなことに、こんなイヌアレルギーの僕の事を好いていてくれる友人や家族やイヌは周りにたくさんいる。
これでいいんだ。









肌は荒れるけど。

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