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【MBTI】N型は「マジカルバナナ」で考える

E-I, F-T, P-Jの違いはなんとなくわかるけど、N-Sの違いって何?という人が意外と多い。よく使われる説明は'直感型'と'感覚型'であるが、イマイチピンとこない単語だし、直感と感覚ってほぼ同じでは?と思った人もいるんじゃないかと思う。

そこでわかりやすく説明すると、N型とS型はそれぞれ「考える時マジカルバナナをする人」「考える時マジカルバナナをしない人」なのである。マジカルバナナとは、「バナナと言ったら黄色、黄色と言ったらレモン~」でお馴染みの連想ゲームだ。N型の思考には、このマジカルバナナが基本搭載されており、常に連想ゲームをしながら生きているのだ。逆にS型の思考は「バナナと言ったらバナナ」という思考なのである。

置いてあるコップを見てN型が”誰のコップかな?何を飲んだのかな?”と考えている時、S型は”コップだ”と考えている。この違いは小さいようで実はとても大きく、様々なすれ違いを生み出す原因になり得る。

N型は「行間を読む」のが上手い

例えば、N型とS型の2人が夏にエアコンのきいた部屋でくつろいでいたとしよう。S型の人物が”寒いね”と発言したとする。するとN型の人物は”エアコンを消せということかな?”と考える確率が高い。S型としてはただ単に寒いということを伝えたかっただけなのに、結果的にN型に回りくどくエアコンを消すように圧をかけたような状況になるのである。笑

逆のパターンも存在する。N型が’エアコンを消してほしいけど、直接的にいうのは気がひけるな’と思い間接的に”寒いね”と伝えても、S型にはその本質的な意図が汲み取れず”そうだね、寒いね”と言って終わってしまう、というような現象が起きたりする。

このようにN型は本人が「行間の読める・空気の読める」タイプであるのでS型のシンプルな思考回路をイマイチ理解できないという人が多く、S型は本人の想像力をはるかに超えてくるN型の’深読み’に困惑する人が多い。

こればかりは、互いの思考回路をよく説明し慣れることでしか本当の意味での理解は難しいと個人的に感じている。N型は相手がシンプルに理解できるよう直接的な表現をするように、S型は自分の表現に別の意図が存在しないことをよく説明することが大事だ。

考えすぎるN型・シンプルすぎるS型

N型とS型の違いが顕著に現れるのが'シャワーの時間'だと言われている。N型はシャワーの時明日の予定や今日の反省、悩み事など考え事をしながらシャワーを浴びるタイプが多い。反してS型は、特に何も考えず頭を洗うこと・体を洗うことに集中しているタイプが多い。また、寝る前の時間もN型は考え事が尽きないというタイプが多いがS型は特に何も考えずすぐに寝れるというタイプが多い。

この違いは従来の性格診断や人間関係ソリューションであまり言及されてこなかった部分でもあるため、MBTIを学びながら一番驚かされた内容でもある。他の人ってそんなに考え事しながら暮らしてるんだ!と…(筆者はISTJです。)

N型(特にNF)は考えすぎて暗い気持ちになったり、眠れなくなったりとにかく悶々とすることが多く’考えすぎるのが悩みです’という人をよく見かける。しかしこの想像力はS型が喉から手が出るほど欲しい…長所なのである。アイディアを出したり基礎を応用する時にはもちろん、上記の例えのように人の気持ち(本音)を理解するにも想像力が必要不可欠である。確かに時には頭を空っぽにすることも精神的に大事だが、N型の人には生まれ持った想像力をぜひ誇りに思ってほしい次第である。

S型の短所はシンプルすぎること、長所はシンプルすぎることである。笑 シンプルな考えは、悩みすぎず素早い思考の転換に繋がる。自分や相手の言動に深い意味を見出さないので後悔したり深読みして傷つくことも少ない。S型が'人生楽そう'と言われる所以である。想像力に欠けるのでアイディアの必要なポジションでは若干役不足だが、判断力の求められる役割にはもってこいの性格だと言えるだろう。

N型とS型の間な人

他の属性に比べて、パーセンテージが曖昧に出ることも多いNS。上記の違いを分かった上で再検査するとはっきり出た、という場合も何度か見たが大体の場合曖昧な人は'状況によって思考回路が変わる'というパターンであることが多い。

例えば、'人間関係ではS, 仕事ではN'というパターン(NT型に多い)だ。人間関係では後悔したり心配したりすることが少なめ、しかし仕事ではあらゆる可能性を想像しアイディアを出すことに長けているタイプだ。正直いいとこ取りすぎて羨ましい。また、'自分に関してはS, 他人に関してはN'というパターンも存在する。本人の行動心理は極めてシンプルだが、他人の言動に対して敏感で不安が尽きないというタイプだ。

このようにN,Sと言っても様々なタイプが存在するため、自分がどんな時Nで、どんな時Sなのか状況別に分析してみるとより正確で面白い判断ができるようになるだろう。

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