リバウンドの仕組み:なぜダイエットが失敗しやすいのか?
こんにちは、さつきです!ダイエットの大敵、リバウンドについて解説します。一生懸命体重を落としたのに元通り、またはそれ以上に増えてしまう現象、これには体の仕組みが深く関係しています。対策も一緒に考えていきましょう!
1. リバウンドの仕組み:脳とホルモンの働きが関係する
ダイエット中、特に極端なカロリー制限をした場合、体は「飢餓状態」だと認識します。これにより、以下のような変化が体内で起こります:
(1)基礎代謝の低下
体は少ないエネルギーで生き延びようとするため、**基礎代謝(何もしなくても消費するエネルギー)**が低下します。この状態で食事量を元に戻すと、消費しきれないカロリーが脂肪として蓄積されやすくなるのです。
(2)レプチンとグレリンの変化
• レプチン:満腹感を伝えるホルモンですが、急激な体重減少で分泌が減少。結果として、空腹を感じやすくなります。
• グレリン:食欲を刺激するホルモンで、ダイエット中はこれが増加。つまり、常にお腹が空いた状態になりやすい。
(3)脳のセットポイント理論
体は「これくらいの体重が安全だ」と考える「セットポイント」を維持しようとします。急激な減量があると、体重を元に戻そうとする強い力が働き、リバウンドにつながるのです。
2. リバウンドを防ぐための対策
リバウンドを避けるには、急激な体重変化を避け、体の仕組みを味方につけることが大切です。
(1)緩やかな減量を心がける
1週間に0.5〜1kgの減量を目標にするのが理想です。これにより、基礎代謝の急激な低下を防ぎます。
(2)筋肉量を維持する
筋肉は基礎代謝を支える大切な存在です。無酸素運動(筋トレ)と有酸素運動を組み合わせて、筋肉を減らさないようにしましょう。
(3)食事の質を重視する
カロリーばかり気にするのではなく、栄養バランスを意識することが大切です。
• たんぱく質:筋肉量を維持し、満腹感を得やすい。
• 食物繊維:血糖値の急上昇を防ぎ、食欲をコントロール。
(4)ダイエット後の食事に注意
減量後も急に食事量を増やさず、徐々に摂取カロリーを増やしていきましょう。体が新しい体重に慣れるのに時間がかかるため、リバウンドのリスクが減ります。
3. リバウンドにまつわる誤解
リバウンドの原因を「意思が弱いから」と考える人も多いですが、実際は体の防御反応によるものです。飢餓状態への対策として進化してきたこの仕組みは、体を守るために働いています。そのため、「頑張りすぎるダイエット」よりも、「続けやすい生活改善」がリバウンドを防ぐ鍵になります。
まとめ
リバウンドは、脳やホルモンの働き、代謝の変化などが関係しています。急激な体重減少を狙うのではなく、長期的な視点で健康的な生活を心がけることが重要です。
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