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たまには違うことを

いつも手話、仕事の話を書いているので今回は違うことを書いてみます。

そういえば、女を蹴ろうとした男がいるんだよ。知ってるか?

70代以上のろう者が口を、いや、手を揃えて話していました。それってDVじゃない?なんで??と聞いたら「知らんよ。熱海で見たんだよ」と誰も理由を知らないとのこと。

『熱海 男蹴る』でググってみると下記の写真が出てきたので、スマホを見せると「それだ!それをワシたちは見たことがあるのじゃ!」と懐かしそうに手を動かしていました。熱海=温泉のイメージしかなかったので、なぜDVらしき銅像が置いてあるのか不思議です。

蹴った理由を知りたくて、熱海へ行ってきました。

サフィール 踊り子号(東京駅発)
海を見ながらお茶

この日はすこぶる天気が良く、数年ぶりに見た太平洋の海が綺麗に見れました。熱海駅に降りた瞬間、観光客と地元の人たちで混雑してて「思ってたより街じゃん!」が熱海の第一印象になりました。ここから海を目指そうということで歩いてみたら…

サンフランシスコほどではないものの、急な坂が多く曲がりくねった道が延々と続いていました。

この日は気温が高く、20分くらいてくてく歩いただけで汗ばんできて。たどり着いた海岸の前にはヤシの木が数本並んでいて南国を彷彿させました。

行きたかった施設がお休みだったので、この日はACAO FORESTへ。


ちょうど薔薇がバラバラに綺麗に咲いてて、タイミングの良さを実感。足腰が丈夫でないと歩き回れなさそうな広大な庭園に何度も感嘆の声をあげました。結婚式も挙げられるくらい、綺麗なところでした。はて?車椅子の人はどうするのだろう?と思いながら周りを見ると専用の出入口はありました。でもどうなんだろう。広いだけでなく、傾斜も大きいのでそこは気になりました。

坂道がサンフランシスコ並みに急傾斜なので、シャトルバスに乗りました。でもバスの動きが遅く、途中で停まったりしてるのでどうやら運転手さんが解説してるっぽいな、と思ってスマホの音声認識アプリを起動。

「えーっと右手に見えるガーデンは◯◯という薔薇でして…次は左手にあるカフェは隈研吾さんがデザインしたものなんです」と文字が次々に出てきて、シャトルバスの中で感動してしまいました。今までに乗ったバスや電車の中でも同じような解説はあったかもしれないけれど聴者が一緒でない場合は知る術がなかったし、そもそも解説があること自体気づけなかったです。

ところで隈研吾さんが手掛けたといえば、福岡にあるスタバが知られています。行ったことないけど。

音声認識アプリのおかげで、シャトルバスに乗っただけで少し頭が良くなった感じになったのでガーデン内のカフェに立ち寄ってラベンダー入りのレモンスカッシュを注文。

とても美味しかったです。ごちそうさまでした。
熱海を満喫した私はこのまま新潟に戻りました。

そう、一つ大事なことを忘れたまま。

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