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コロナ後の新世界はどうなる?マーケティング予想(その2 サステナビリティへの取り組み)

前回の記事:コロナ後の新世界はどうなる?マーケティング予想(その1 バーチャル×リアルの融合では、今後のトレンド予想として「リアルとバーチャルの融合」について詳しくお話しましたが、今回の記事では「サステナビリティ」にフォーカスします。

サステナビリティとは

ここ数年、よく耳にするようになった「サステナビリティ」という言葉。

環境に配慮するというイメージで使われることが多いですが、Oxford Learner's Dictionariesによると英語のsustainabilityは、下記の2つの意味に定義されています。

1.the use of natural products and energy in a way that does not harm the environment(天然の製品やエネルギーを環境に差し支えない方法で使用すること)

2.the ability to continue or be continued for a long time(長い期間持続可能であること)

企業がサステナビリティに取り組むには

企業にとっての「サステナビリティ」は、CSR(Corporate social responsibility企業の社会的責任)とほぼ同義語として扱われることが多いようです。

CSRは、「できる範囲で環境に配慮しながら、一般の消費者に質の高いサービスや商品を提供してきちんと納税する。利益の一部を社会貢献に使う」というイメージが強いかもしれません。

欧米の企業がCSRについて考える時、「長期的に見て、社会や環境への貢献と企業の利益は矛盾してはならない」というルールがあります。

簡単に考えられる例として、「社会に貢献にはコストがかかるものの、続けることで企業イメージが向上する。その結果収益が生まれる」というものが挙げられます。

どうして今「サステナビリティ」なのか

現在はコロナウィルス感染拡大による衛生面への配慮から、プラスチックゴミの減少が緩やかになっています。

しかし、これは一時的な傾向だろうと考えられています。

コロナウィルス渦中に行われた調査では、イギリスの消費者の47%が環境に配慮しているブランドを選択すると回答し、67%がCO2ラベルの内容を確認していると回答しました。

現在の状況が緩和されれば、サステナビリティな選択をしたいと考える消費者が多いようです。

また、コロナウイルスの感染拡大は、個人レベルでも社会のためや他の人々のためにどう行動するべきか考える機会ともなりました。

このようなマインドが、消費者の動向を買える可能性があります。

イギリスのサステナビリティへの取り組み

イギリスでは様々なサステナビリティへの取り組みが実施されています。次回の記事では、具体的な例をご紹介していきます。

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