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推しの言葉を理解したいので韓国語を勉強します⑧敬語 ヘヨ体 規則活用

K-POPアイドルの推しができたので韓国語を勉強するおたくのドキュメンタリー。今回は、2種類ある敬語のうちのもうひとつ、ヘヨ体の規則活用をまとめます。

※当ブログは詳しい語学の解説を目的としたものではありません。筆者が韓国語を勉強していく過程の記録で、内容としては、学んだことのメモや感想が中心になります。読んでくださった方のタメになるというより、四苦八苦しながら韓国語を学んでいる同志と困難を共有する内容に出来ればいいなくらいに思っています。

使用しているテキストはこちら。
(記事内で使用している画像は筆者が独自作成したもので、テキスト記載の内容とは異なります)

やわらかい「~です」「~ではありません」

前回、ハムニダ体という格式ばった敬語を学びました。下記は指定詞+ハムニダ体の例で、これで「~です」「~ではありません」を表すのでしたね。

<復習>指定詞+ハムニダ体「~です」「~ではありません」

これをもう少しやわらかい敬語にするとこうなります。

指定詞+ヘヨ体「~です」「~ではありません」

これがいわゆる『ヘヨ体』です。テキストによって呼び方は異なるようですが、当ブログでは秋山卓澄先生著のテキストに倣ってヘヨ体とします。

語幹末がパッチムの場合

ヘヨ体の基本的な接続方法は下記の通りです。

語幹末にパッチムがある場合のヘヨ体の接続方法

ハングルの母音は大きく二つに分類されるようです。ㅏ・ㅗ(ㅑを含むテキストもあります)を陽母音、それ以外のものを陰母音と呼びます。これ、このあとさまざまな活用を習ううえで当然のように出てくる区分です。分類名はともかく、ㅏ・ㅑ・ㅗとそれ以外で活用方法が異なるということは基礎知識として覚えておきましょう。

上の画像には「パッチム前の母音が」と書きました。語幹末にパッチムがある場合は、語幹にそのまま아요または어요を付けます。存在詞 있다/없다の例を見てみましょう。

存在詞+ヘヨ体「あります」「います」/「ありません」「いません」

있다の語幹は있、パッチムの前の母音はㅣで陰母音なので、語幹に어요を付けて있어요になります。없다もㅓが陰母音なので同様に어요を付けて없어요になります。

語幹末が母音の場合

パッチムに付く場合は案外簡単ですね。ややこしいのは語幹末が母音の場合です。下の表をご覧ください。

語幹末が母音の場合のヘヨ体活用

なんのこっちゃという感じでしょう。この表は、秋山先生のテキストを参考にヘヨ体の規則活用をまとめたものです。

まず아요がつくのか어요がつくのかについては、最初に書いたように、語幹末が陽母音の場合は아요、陰母音には어요が付きます。ただし、素直にくっついてくれません。陽母音から見ていきましょう。

陽母音

語幹末が陽母音の場合

まずには아요が付きますが、くっ付く際に아が脱落するため、最終的にはㅏで終わる語幹に요が付いただけの形に見えます。가다「行く」などがこれに当てはまり、가요となります。
아요の아が脱落するようなこの活用をテキストでは『脱落系』と呼んでいます。

次に、。この場合は、ㅗと아요のㅏ요が合体してㅘ요となります。これが『合体系』です。오다「来る」がこれに該当し、와요となるわけです。

陰母音

語幹末が陰母音の場合も、大きく脱落系、合体系に分けられます。

語幹末が陰母音の場合<脱落系>

ㅓとㅐ/ㅔは脱落系です。陰母音なので어요が付きますが、어が脱落するため요だけが付いたような形になります。
서다「立つ」→서요
세다「数える」→세요

陰母音の合体系は3種類ありますが、下の合体図解で頭に叩き込みます。ビジュアルで覚えるの、大事。

語幹末が陰母音の場合<合体系>

ㅜ+ㅓ요=ㅝ요 ex. 주다「与える」→줘요
ㅣ+ㅓ요=ㅕ요 ex. 마시다「飲む」→마셔요
ㅚ+ㅓ요=ㅙ요 ex. 되다「なる」→돼요

別の記事で触れましたが、私はQuizKnockが大好きで、そのQuizKnockが大好きなのが、かつて一世を風靡した番組『脳内エステIQサプリ』の企画『合体漢字』です。これはもうまさしく合体ハングル。縦棒が横棒になったりしますが、これくらいの合体はQK流合体漢字に比べれば易しいです。QKの合体漢字も超絶理不尽で面白いのでおすすめです。

話がそれました。もう一度先ほどの表を見てみましょう。

ちょっとは意味わかるようになった???

個人的には、テキストで解説文を読むだけではなかなか頭に入らないので、こういった表にまとめることが多々あります。パッと見るだけで直感的に復習できますし、ビジュアルでインプットした方が記憶に定着しやすい気がします。

疑問形・タメ口(パンマル)

ハムニダ体の疑問形は語尾を까?に変えるというルールがありましたが、ヘヨ体は文字としての変形は無く"?"を付けるだけです。会話では語尾を上げるだけで疑問形になります。急に簡単。

また、ヘヨ体から요を取るだけで『パンマル』という日本語で言うタメ口になるそうです。これまた急に簡単。
vlogで「○○ある?」と聞かれた推しが「オプソ!(ない!)」と答えていたのは、存在詞없다のパンマルだったのか!点と点が繋がりました。


さて、今回のヘヨ体の活用パターンだけで正直私はヘロヘロなのですが、実は大変なのはこれからで、ヘヨ体には変則活用がえげつないほど存在します。これどうやってまとめようか…でもこれをまとめれば知識が定着する…昨日の自分より確実に強い自分になれる…

雑談

「昨日の自分より確実に強い自分になれる」という一説、お気づきでしょうか。これはかの有名な『鬼滅の刃』の煉獄杏寿郎の台詞です。「心を燃やせ」が彼の台詞の中では印象的ですが、私はこの台詞も気に入っています。

煉獄さんは一見天才に見えますが、基礎の積み重ねの大切さをちゃんと知っているのです。どんなに小さなことでも0に1を積み重ねるのは前進であることに間違いなく、日々積み重ねつづければ、気づいたときには100にも10,000にもなっている。どんなに小さな努力でも無駄にはならないんだという勇気をもらえます。

ところで、最近Duolingoという語学アプリを始めました。テキストの問題を何度も解くよりもいろいろな文章に出会えるので、いい復習になりますね。同じテーマ内では似たような単語・文章が何度も出てくるので、繰り返し目にすることで単語力も付く気がします。そしてなんと言っても、これなら気合いを入れて机に向かわなくても手軽に毎日勉強できます。毎日コツコツ、楽しみながら勉強を続けていこうと思います。

それでは、안녕✋


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