発表資料
note上で閲覧できますが、PDFのダウンロードも可能です。
発表概要
国内大学が生成AIへの対応を表明したテキスト(表明内容)を、計量テキスト分析(樋口,2020)手法を用いて解析しました。
分析結果より、大学組織の動向に一定の型(リスクヘッジ型、理念ドリブン型、自律的思考を促す型)があることを結論付けました。ただし2023年4月30日時点のデータを使用しており、現時点における暫定的な試論という位置づけです。
併せて、生成AIの特質に言及した上で大学IR(Institutional Research)との関係について論じました。「大学IRと生成AI禍福との付き合い方」として、生成AIを受容するIRの実装と、現状ある生成AIの限界とリスクの認識を提示しました。
発表の背景
👆生成AI等への対応を表明した国内大学を調査・掲載しておりますが、大学情報と併せてテキストの全内容を収集・分析しました。
👆4月末時点の所感や分析内容を研究発表の形に仕上げました。
👆「ChatGPTの特性と大学事務業務における活用案」もベースになっています。「大学事務・大学IR業務ではGPTを搭載した既存サービスの利活用が最適解」かもしれないという話。
発表について
発表スライドに使用している挿絵はMidjourneyで生成しました。この記事の後半に掲載しています。
研究発表としての体裁は整えましたが、大学組織研究を十分に参照・援用できていない等、限界や課題が山ほど残っています。生成AIの台頭の中で、大学組織の動向のスピード感・肌感覚を掴んでいただければ幸いです。
発表中に言及しました、IR業務で使える(かもしれない)ChatGPTプロンプトの共有リンクを以下に掲載します。かなり雑なプロンプトなので悪しからず。
様々なコメント・ご意見をいただきありがとうございました。
オマケ:挿絵と使用プロンプト
Midjourneyで生成してスライドに使用した画像とプロンプトを公開します。
掲載順です。
👆Technical/Analytical IntelligenceはTerenzine(1993)で提唱された組織的知性の一つ。大学IRの研究発表ということで、こっそり使用していました。