#7 Youth Butterfly

パーティの途中で

あの子が少し吸わせてと言うから、

君は吸っていたタバコをそっと彼女に手渡した。

しばらくして気持ちが、青い夢のように夜空に消えていった。

あんな1本を求めてるんだろう。

君が軽蔑している奴と同じぐらいでびびるね。

また、スニーカーの紐を結んで

タバコを買いに行くのが億劫ならば

今晩飛んでいる蝶のように何も考えずにやりすごせばいい。

若さは実は限られていて

実はあの子へ続く夜の積み重ねでしかない。

賢いふりしてカウントしているだけじゃ約束しかできない。

明日は明日の風が吹き、あの子のような蝶はアスファルトに張り付いて美しく死んでいるかも

それは違う目線から見たら全然残酷でもない

マジックでもなんでもなくて

10日しかないならその10日飛び続けるべきだ。