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【詩】#2 10年遅刻

春の土曜日
初夏の日曜日
そしていつもの月曜日

言葉にしてきたんだ
そっと

心の奥で一人暮らしを始めた
ふつう それはとても小さな生き物だから
思わず「今日って何曜日?」ときいてしまう

思いがけない始まりをいつも期待している
思いがけない終わりをいつも用意している

10年遅刻して見つけた小さな光
声がまた一つ年をとった


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