パートを辞める時
パートを辞めることを上司に話してから、結局3ヶ月すぎてしまった。たかが、パートなのに、えらく引き留められる。今月末でやっと辞められる。やった!という気分だ。
人手が足りないというけれど、そんなになるまで人を減らしていったのは上のひとたちだ。したのひとたちはいつもその判断の結果、迷惑を被るだけ。
12年間、事務のパートをしてきた。みんなが同じ仕事をするのではなくて、担当制。だから休むのもままならなくて苦労してきた。休み対応のひとはいるけど、長く休みすぎると迷惑をかける。しかも、私の場合は休み担当のない仕事が多くて、休めば休むほど手付かずの残された仕事が増えていて、休み明けはほんとうにうんざりした。
仕事が多すぎると面談で訴えても、みんな同じですと上司はとりあってくれない。
雑談してるあのひとはどうなのよ、と思う。定時に帰るあのひとはどうなのよ、と思う。しょっちゅう休むあのひとは?同じ時給なのに働かせ方が違うのは不公平だ。
その不公平だという思いが重なっていって、ストレスとなり、辞めようと思ったのだった。
私しか知らない仕事をほかの人に引き継いでもらうため、辞める日にちを引き伸ばされた。それなのに、なかなかどのひとに引き継ぐかが決まらない。
結局上司は、パートの仕事なんてだれにでもできる大したことない仕事と思っている。だからきちんと私の声に向き合ってくれなかった。
パートの仕事を選んだのは自分自身だ。だけど、いつまでもしたの立場に見られることを、いつまでもこき使われるだけでキャリアもなにもないことを知るべきだった。酷使されるだけで時給は12年間据え置きだった。辞めると決めたあとに250円も上がったけれど。
もう遅すぎる。
パートを大切にしない会社は先が見えてる。
さよなら、もう十分に働いたよね。貢献してあげたよね。
わたしがいなくなってから困ればいい。
大切にしてこなかったことを悔やめばいい。
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