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詩の図書館
2021年6月30日 22:40
マイスター・ホラの腕に抱かれて、モモは「時間のみなもと」に着きました。金色のうすあかりが、モモをつつんでいました。純金の丸天井から、光の柱がまっすぐに下りていました。そこにはくろぐろとした丸い池がありました。大きな振り子が、ぶらさがってもいないようでしたが、池のおもてをゆっくりと揺れています。この星の振子(ふりこ)はいまゆっくりと池のへりに近づいてきました。するとそこのくらい水面か