最高の未来は「今が最高」の積み重ね

引っ越しのおかげで気づいたこと　⑥

引っ越し直後は、前に住んでいた家と新居を比べることが多かった。
「前のバスルームの方が広かったな」「前のベランダの方が眺めがよかったな」電気のスイッチの場所、ドア、取っ手、細かいところまでつい比べていた。今の家の方がよい点はたくさんあるし、不満なわけではないのに。

記憶は思い出すたびに刻まれていくという。最初は「前のバスルームの方が広かった」という単なる印象が、何度も繰り返し感じることで「前の方がよかった」という記憶に美化されてしまったようだ。

もう戻らない過去の方が良かった、と後ろ向きでいる限り、今の幸せを十分に感じることはできない。
そんな「比べる癖」に気づいてよかった。以前持っていたものと、今あるものとを比べそうになったら、
「今、手にしているものは自分史上最高のものだ」と思うようにしよう。
「今が最高」の積み重ねで、今より最高の未来が作られていくはずだから。