いつだって乗り越えられる

「休みたいな」と思いながら朝支度
前日にいやなことがあったとか
緊張するような会議があるとか
ささいなことで逃げ腰になる

臆病風に吹かれながらも
いつもの時間　いつもの電車
いつも通う道　体が覚えている

心の奥底ではわかっている
私は強いから逃げたりしない
どんなことでも乗り越えられる

でも弱気がたまに顔をだす
それはとても小さなものなのに
たちまち心を覆ってしまう

そんな弱気を消し去るために
背筋を伸ばして胸を開いて
自分に励ましの言葉をかける

逃げてもいやなことはなくならない
それなら今日乗り越えてしまおう
いつだってそうやってきたから
今日だってできるはず

一日が終わりまたここへ戻ってきた
朝の気鬱などなかったかのように
些細なことに怯えたことも忘れた

今こうして生きているってことは
いつだって　どんなことだって
乗り越えてきた証
だからこれからも何があっても大丈夫