何もしない有意義な一日

今日の休み、何していた？と聞かれて
「今日はなんにもしなかった」と答えた日。実際にはなにもしなかったってことはありえない。自分は動いていないと思っていても、生活をしているだけで、生きているだけでも、体や臓器、感情や思考は活動しているのだから。

朝起きた時、けだるくて動きたくなくて、ずっとテレビやビデオを見ていた。おなかがすいたので簡単に食事を作って食べてまたテレビを見る。また食べてテレビ見て、気づくともう夕方だった。

以前の私なら、こんな何もしていない過ごし方に罪悪感のようなものを持っていた。体は休息モードなのに気持ちはあせるというアンバランスな状態。動こうとしない体に「動け！」と喝を入れて、思うように動かない体に鞭を打っていた。

テレビを見ている時、速報が流れた。
過去最多の感染者数と。
外は雨だし、STAY HOME日和だ。
今日はゆっくり休めたな。
急がず慌てず、自分に何も課さず、
贅沢な時間を過ごした。
頭も体もゆっくり休めた。

こういう日は、新たな活力を生むために必要。だから、今日はとってもいい一日だったってこと。