フォトアルバム＆フォトストーリー 空日記 ～同じ空を見ている
ザっと降り出した雨が空をきれいにしていった。 きれいな空を見渡せるところへ行こう。部屋を飛び出した。空の表情は瞬時に変化するから、「今」行動を起こすことが大切なんだ。
遠くに虹が見えた。もっとよく見たくて、川沿いに向かって急いだ。虹が私の到着を見届けてすっと色あせて消えていった。
雨がぽつぽつ降り出した。私の頭上には黒い雨雲。 すぐ近くにある青空の元に向かった。 雨と晴れ、黒と白、陰と陽が共存する空。 正反対の存在と対立することなく、手を取り合っているように見えた。
空に二つの巨人の姿を見つけた。左側はたらこ唇で受け口、ごつごつ丸顔の岩男、右側は天に向かって曲がった長い鼻を持つ、シャープな顔の切れ男、 顔を突き合わせて何か言っているようだけど、すぐに消えてなくなった。
こんなふうに夢中で空を眺めながら空想にふけるのは私にとって豊かな時間の過ごし方。空に夕陽のオレンジ色が加わった。さあ帰ろう。 回りの人たちも空を見上げていた。きっとそれぞれの想像力を働かせているんだろうな。空の下、知らない人たちとどこかでつながっているような、親しみを感じた。この記事が参加している募集
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