【長編詩】君が眠りにつく前に
空が高い朝
今 君に伝えたい
夜が明けて
闇が去り
今日が始まると
電車の音や
信号機のメロディや
人の足音で
新しい朝の日がはじまる
今日生まれた風や音に
吹き込まれた朝の色を
今 君に伝えたい
君は夜の住人で
夜を棲み家とするから
朝の音で目が覚める
この美しい風景を
スマホで撮って
今 君に送る
踏切の電車や
タクシーの走る姿とか
バスや人混みの
せわしない空気を
夜の住人の君に
少しだけ 伝えたい
朝 君が眠りにつく前に
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