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来たる春に想いを馳せて

一月も後半に差し掛かって、まだまだ寒いのですが春のブレンドを試作しています。

私は珈琲の焙煎を誰かから教わったわけではないので、もちろんブレンドの作り方も独学でして、やり方が合っているのかわからず「ああでもないこうでもない」と思いながらやっております。

どんな味わいにしようか、「色に喩えたら?」「丸い感じ?カクカクしている?」「どんなスピード感?散歩?ジョギング?短距離走?」「音楽だとどんな感じ?」と、全然味と関係ない想像からはじめます。メモ帳にグリグリと絵を描いたりしながら。

その後に「この子はこんな性格だからなぁ・・」「この子とこの子は喧嘩するかしら・・」と考えながらシングル豆をいくつかピックアップして、「さぁさぁ仲良くやっておくれよ」と配合の割合を変えたり焙煎度を変えたりとごにょごにょ調整していきます。

ある程度「この辺りかな」という段階になってきたら今度は、名前を考えはじめます。この段でも最初にやった「味と関係ない妄想」が役立って、この雰囲気を言葉にしていきます。季語を調べてみたり、本の中から素敵な響きを拾ってみたり。

もちろん味は大事なのだけど、それに付随するイメージって時には味を超えることもあるのではないかと、もっともっと「いいもの」にしてくれるのではないかと、そんな思いから妄想多めの作業になってます。
(完璧に自己流です。。)

今年の春はどんなかな。どんなかな。




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