変な汗をかくって必要なのかもしれない
けさ、どきどきしながら、とある2人にメッセージを送った。
頭のなかは妙にクリアで、しんとしていて。
喜びにも怒りに近い感情にもなりうる相手の反応への不安と、ここからどう転ぶのかわからない妙な高揚感で、胸のなかだけが、どきどきしている。
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先日、こんなnoteを書いた。
要約すると、数年前に個人でインタビューして、形にできていない原稿を、やっぱり今からでも形にしよう、と動き出しますというつぶやき。
そして今日メッセージを送ったのは、この中でわたしが過去にインタビューさせてもらった「大切な3人」のうちの2人だった。
まずは2人分の初稿ができたので、それを送ろうと思ったのだ。
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そもそも、連絡をとるのもひさしぶり。
ひさしぶりー、のご挨拶から、もはや記憶の彼方に忘れ去られているくらい昔のインタビューについてお詫びの旨を伝える。
それから、原稿案を送るので、読んでみてもらって、納得のいく形にいくらでも編集したいということも。
そもそも、そんな時間が経ってしまったインタビュー記事を、アップする承諾をもらえるのか。いくら気のいい友人たちといっても、さすがに「いまさらないわー笑」的な感じに、とられないだろうか。いや、その可能性だって十分にある。
そんなどきどきを、自分で音が聞こえそうなほど胸のうちに抱えながら、ぽつりぽつりとメッセージをつづった。
なんとか、伝わりますように。
そしてどうか、この大切な話たちが、私の脳内から、ネットの片隅に出ていくチャンスをもらえますようにと、しずかな願いをこめて。
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しばらく経って、さっそくひとりからは返信があった。
「ありがとう!こんなふうにまとめてくれているとはびっくりした、かっこよく編集してもらってるね」。そんな主旨のコメントに、どれほどホッとしたかわからない。
ほんとうはさてお昼ごはんにでもしようかと思っていたところだったけれど、あまりの嬉しさに、思わず衝動的にこんなnoteを書き始めてしまった。
写真の入れ替えだとか文章の細かい体裁だとかは、まだまだこれからの話。
ただ、喜んでもらえたことが、そしてチャンスがつながったことが、とても嬉しかった。
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気づいたら、手と脇に変な汗をかいている。今日はそんなに、暑いわけでもないのにね。
ちょっと一歩、新しい方角へがんばって踏み出すとき。
踏み出す瞬間は必死で、どきどきしていてそれどころじゃないのだけれど、小さな山場を越えるとふと気づく。あれ、変な汗かいてた、と。
それで、さらに気づく。
あ、ちょっとがんばったんだ自分。まずは一歩、前進できたんだ。
「本当に目の前のちいさなこと、一歩一歩の、積み重ねだなぁ」。
どこでも耳にするようなそんなフレーズを、実感をもってまた、何度でも感じてしまう。
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メッセージを送ったもうひとりは、まだ既読にもなっていない。きっと仕事中だから、気長にまとうと思っている。
ちょっとのどきどきを、何度も繰り返して、そのうちに、自分が夢見ていた景色のところまで、進めているもんなんだろうか。そうだといい。
最近は、育児やなんだで積もるストレスを爆発させないように、無理なことは極力しない、精神的な負荷をかけない、をモットーにしていたけれど、それはまた別の話だな。
自分がやらなくてもいいことは、他の人だったり、家電だったりに遠慮なく頼る。
でも自分がやりたいことを進めるうえでは、やっぱりときに、変な汗をかくことで、前に進んでゆくものなんだろう。
さあ、おひるごはん、食べよっと。
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追記
アップしようとして画像を選んでいる間に、もうひとりからも返信が。喜んでくれている……。嬉しい。はあ、ごはんまだだけど、なんか、胸いっぱいである。でも、ごはんは食べます。おなかぺこぺこ。
自作の本づくりなど、これからの創作活動の資金にさせていただきます。ありがとうございます。