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ぶわっ、と涙が出るとき

クリスマスお遊戯会なるものにでかけた。

2歳の娘が通う保育所を含め、何園かの合同で行われる、とても大がかりな会である。

今年の会場となったなんじゃら文化センターは、なんと園長が1年以上も前から予約していたそうだ。入ってみればたしかに、大人の催し物にも使われそうな、立派なステージのあるホール。小さいころからこういう舞台にあがる経験ができるのはまあ、いいことかもしれない。

プログラムには『赤鼻のトナカイ』など安定のクリスマスソングをはじめ、『おもちゃのチャチャチャ』などのお遊戯曲、さらに3歳以上では『おおかみと七匹の子やぎ』の劇など、あわせて14もの項目が並んでいた。

これを2時間で駆け抜けるように行うのである。0歳から6歳までをたんまり抱えてこのイベントをマネッジする労力に、心の底から敬意を表したい。

にじみ出る先生方の気合いにおそれいりながら、客席で気長に開始を待つ。

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どうでもいいことをすごくしんけんに書いています。

<※2020年7月末で廃刊予定です。月末までは更新継続中!>熱くも冷たくもない常温の日常エッセイを書いています。気持ちが疲れているときにも…

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