見出し画像

『仕事という要』 てくてく通信+🎈 #51

こんにちは、英会話Oneのただともこです。読む瞑想マガジンへようこそ。
今月のテーマはこちら。
あなたの毎日の底に静かで気持ちのいい音楽が流れますように。


すっかり秋が深くなり、セーターに手が伸びるようになった、仙台です。私はプライベートでひとつ大きな仕事を終え、ちょっとほっと一息ついています。みなさんはいかがお過ごしですか?

今日は仕事の話。

もし、今、あなたが生活に十分困らないくらいのお金が毎月入ってくる状態だったとしたら、何をしますか?真剣に自分に聞いてみてください。

私は、疲れていたら、1年か2年位休みます。そして、旅行して、会いたい人に会って、体も心も整ってきたら、それでも仕事をしたいと思います。それも、今の仕事に近いことが一番したいことです。週にあと一日、絵を描く時間を増やしますが、基本的には、今したいことは、私が生きているならしたいことに重なっています。

お金に困らないなら、働かなくたっていいじゃない?と思うかもしれません。そして、ある一定の人にとってそれは確かに正しい答えです。でも、私はそれでも働きたいのです。なぜなら、仕事はその人の要だからです。

仕事をしているとき、人は社会との間にいろんなものを流通させています。お金ももちろんですが、自分の仕事の責任を果たすとき、その社会における役割や務めを果たし、社会をよくすることに貢献しています。その役割を果たすことが自分を自分として機能させるときにとても大事な要になります。仕事という窓口を通して、お金だけではなく、様々な社会的な栄養をやり取りしています。

仕事をして学ぶこともたくさんあります。ほかの人とのかかわり方、組織としての働き方、人の活かし方、部下の育て方、人として尊敬できる人の在り方、責任の取り方、商品の開発の仕方、営業の仕方、クレームの処理、いろんなことを学ぶことができます。人として成長できる機会がたくさん含まれています。それも栄養です。

私は今、お金が必要で、お金をもらって仕事をしていますが、たとえ、上記の様の状態になって、お金が必要じゃなくなっても、お金をもらった仕事をしたいです。それに伴う責任が違うからです。お金を払ってもらえるようなサービスを提供したいと思います。払ってもらうお金に値する何かを作り出したいのです。その背筋をピンと伸ばす感じの緊張感も栄養です。

「仕事」という窓口を通して出会えるたくさんの人たちに出会いたいし、自分の可能性を知りたいです。そして、「仕事」という書式でなければ、できないことがあります。例えば、留学カウンセリングは、その一例です。仕事という書式でしか扱えない領域のことをその人と共有します。その人の安全と豊かな留学を作り出す責任を負います。友達を助けるようにではなく、プロとして、仕事の書式として、その人と関わることによって生み出されるものがあります。

みなさんの仕事にも、おそらくそういう「書式」があるんじゃないかなと思います。「お世話になっております」から始まって、はじめて成り立つ仕事の関係があると思うのです。初めて、提供できるサービスや商品があるのではないかなと思います。それは、単なるお金儲けだけではない、何かの役割を果たしているものではないかなと思います。そして、その仕事を全部自分からとってしまったら、やっぱりちょっと、空っぽな気持ちになるのではないかなと思います。

私の周りには、個人事業主の人がたくさんいます。自分がそれを選んだから、自然とその部分を共有できる人たちに囲まれるようになりました。皆さんとってもたくさん働いていらっしゃいます。それは、見ているとお金のためだけではないんだろうなということがたくさんあります。私は感覚が外国人に近いので、皆さんがちょっと働きすぎだよと少し思うこともありますが、でも、みなさん、自分が選んだ仕事を通して、自分が選んだ世界を実現することに貢献しています。

仕事は、自分ができること(Can)と、自分がしたいこと(Want)と、他人が自分にしてほしいことを(Needs)が重なったところからできます。その重なった真ん中のところに、自分の人間としての要が重なっているように、私は思います。仕事しながら、社会の中で機能するとき、ある尊厳が自分の中に戻ってきます。役割を果たしているという社会的な尊厳を回復することで、人間は、よりよい自分になっていくようにできているのではないかなと思います。

みなさんに仕事とはどんなことですか?明日から働かなくなってもよくなった時、していたいことはどんなことですか?そんな風に自分の軸を確かめながら働くとき、仕事はもっと楽しいものになると思いますよ。ぜひ、教室でお話ししてください。


ちょっとしたおすすめ

佐藤商店
八幡にあります、
見かけはちょっと年を取った雑貨屋さん。
でも中に入って、奥まで行くと
ワイン貯蔵庫があります。
しかも、たくさんのワインが
丁寧な解説とともに置いてあるのです。

八幡はとても豊かな街ですが、
それは、街を支えている
いろんな商店があるからでもあります。

お値段もお手ごろです。
そして、多くが有機栽培のぶどうを使ったものです。
今まで飲んだワインの中で一番おいしかったです。

総菜も、チーズもあります。
ぜひ一度お尋ねください。


編集後記

いやぁ、今年の夏は大変だった。という夏でした。一号前の号は前置きもなく突然重い話が始まってすみませんでした。頭がいっぱいでそこまで気が回らなかったです。やっと一段落しました。ほっと一息ついています。ゆっくり休んで、それから、また新たに仕事も人生も発展させるように取り組みますよ。Kjempe bra 通信は 25日ころ更新予定です。

(初出:2019.10.19)



宇宙料金

宇宙料金とはこの記事が大事だなぁと思った分だけ、プラスに払ってもらうことができる仕組みです。誰でも気軽に受け取れるように基本価格を低く設定しています。この宇宙料金をいただき皆さんにより大事に記事を扱ってもらうことで、私はさらに大事に記事を作ることができるようになります。どうぞ応援してください。さらに詳しい説明はこちら。


Twitterやってます
英会話サイトはこちら
さらにオススメはRoom に!

#仕事哲学  #自分コミュニケーション #要 #貢献

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?