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『友達マップ』 てくてく通信+🎈 #35

こんにちは、英会話Oneのただともこです。読む瞑想マガジンへようこそ。
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あなたの毎日の底に静かで気持ちのいい音楽が流れますように。


友達マップ

一番寒い峠を過ぎて、少しずつ、毎日の中にも春が見えつつあります。日差しが、1月に比べるととっても明るくなったことに気が付きましたか?私は1月の薄暗い弱い太陽光が割と好きです。いつも照らし出されないわずかな差異の中にある小さな変化に気が付くからです。これから日差しはどんどん強くなっていきます。そして、生命があふれる世界に移行します。それもまた、日本に住んでいることの楽しさの一つです。

さて、今日は友達について、「基本の海外生活」で行っているワークを紹介します。

ちなみに私は友達を作るのが下手です。友達にもとめる基準が高いですし、吉本ばななさんの「みずうみ」の中島くんのごとく、微妙なことをはっきり言語化するし、日常の様々が私にとってはまだ、真剣勝負なので、その真剣さについてこられない人も多いです。でも、たぶん私といると退屈はしません。そういうわけで、私にとって友達問題はまだ発展途上ですが、それでも、その発展途上を上手に回していくために生み出したワークがあるので、それについて書きます。

1. まず、紙を2枚用意します。
2. 一枚目に、自分を真ん中に書いて、心の距離で測った自分の周りにいる人をその紙に書き込んでください。
3. グループでお付き合いがある人はグループにひとくくりにします。
4. どちらかが仕事を通してお付き合いがある人に、しるし(青線)を引きます。
5. 二枚目に、現実に距離で、自分の周りにいる人を紙に書き込みます。

一枚目と二枚目では、差が出ましたか?一つここから学べるのは、なるべくなら、一枚目と二枚目が異ならないといいということ。つまり、親しい人とは実際に近い距離にいるほうがいいです。それが一つの学び。外国に行った当初は、これはむつかしいです。定期的に、地図を書き直して、距離を確かめるといいです。それと自分の思っている距離と、相手の思っている自分との距離もなるべくなら異ならないほうがいいです。本当に近しい友達とはお互いにとっての相手の距離を分かち合えるといいですね。そうするとお互いの意思を尊重しやすくなります。

円の外の方には、外国にいたり、遠くにいたりして、年に1回年賀状などをやり取りするような人も入れておきます。本当に大事な人たちを書き込んでおきます。こういう遠くにいるウィークタイ(weak tie)の人たちも実は人生に大事な役割を与えているから、大事なのです。

こういう人たちには、年に一回年賀状やクリスマスカードを送ったり、ネットから直接、楽しいことがあったときに、写真を送って一言添えたり(フェイスブックで大勢に送信するんじゃなくて、直接するのが大事です)、年に2回くらい、メールを書いて近況をアップデートしたりしながら、遠い距離でお付き合いします。そして、チャンスができた時、実際にその土地を訪れて、いい時間をお互いに過ごすのです。ポイントは、同じだけ返ってくると思わないこと。こちらの方が多くあげているかもしれませんが、それは実際会ったときに戻ってくるものなので、年賀状の返信がないからといって、がっかりしなくても大丈夫です。Weak tieのメンテナンスも大事です。こういう人たちは、自分が持ってない文化や視点を運んでくれる人たちなので、何かあったときに、とても有効に働きます。

そして、お仕事でつながっている人たち。私には仕事仲間であり、友達かなぁでもプライベートであったことはないなという人が何人かいます。日本にいると休みが長くとれないから、プライベートで友達付き合いをお仕事以外にするという考え方が少ないです。そして、プライベートで会っても、お客様とお仕事する人の関係が抜けなかったりして、結局、プライベートであってもその人がお仕事になってしまう場合もあります。だから、ここはむつかしいところなのですが、基本的に、お仕事している人にこちらのプライベートを聞いてもらうことは、対等な関係ではないので、厳密には友達ではないです。でも、居酒屋や、バー、カフェなどは、居心地のいい時間以外にその人がのびのび暮らせる元のようなものも提供しているので、この人たちとの関係も育めるのなら、とても大事なものになります。

なぜなら、その場から、他のつながりが発生したり、その場で栄養を補給することもできるからです。できれば、対等な関係が増えていく方が健全ですが、外国に行った当初友達ができにくかったら、同じカフェに何度も出入りをして気の合う店員さんと仲良くなることも、一つのきっかけになります。店員さんも自分で仕事の枠を超えていいかなと思ったときには、越えてきて親しくしてくれることもあります。誰かを紹介してくれることもあるかもしれないし、イベントの紹介があるかもしれません。あくまで、相手の仕事の関係であることを尊重しながら、その親切や気遣いを受け取ることもできます。

趣味やボランティアのかかわりは大事です。趣味サークルは仕事ではないので、対等なお付き合いになります。外国に行ったとき、言葉以外の趣味、編み物やピアノ、楽器、スポーツ、ダンスや絵を描くことなどの趣味を持っていると、自分に対する評価が全く変わってきます。言葉ができない人は知能が低い人と思われてしまうことが多いのですが、そんなことないよということがわかるように、スキルのある趣味の集まりに参加して、友達を作っていくことはとても有効です。

そして、近しい友達や家族は、一生関わっていける人たちです。私はこのジャンルはまだよくわからないのですが、お客様の中にとても楽しい家族付き合いをしていらっしゃる方が複数いらして、こんな風に家族が機能したら楽しいだろうなと思ってみています。また、私のノルウェーの家族はとても仲が良くて、お互い車で5分のところに住んでいます。両親と、姉夫婦と弟夫婦。母の日やクリスマスなど、家族でそろって、家の中で行事をして楽しんでいます。お互いを助け合えて、折に触れて、楽しみや悲しみを分かち合える人がいたら、楽しいだろうと思います。いつもいつも一緒にいるわけではないけれど、自分たちにとって心地のいい距離で、そばにいる人たちというのが最初の円の中に入る人たちです。ここの円は私の課題です。

さて、皆さんは、どの円が得意でしたか?つながりの分散の仕方は均等でしたか?多い少ないではなく、質として、よい質のつながりが自分の周りに縁を書くように出来上がっていったら、いいなと思います。暴力夫につかまって、隣一人しかつながりがないような地図になっている人がいたら、それは要注意サインです。健康な人は、大体何重かの円ができるように地図が出来上がります。この何重もの円も、毎週掃除をするように上手に手入れをしていくと、一生ものの、とても貴重な地図が出来上がります。私はそれを目指したいと思います。

ひっそりと友達マップをもって、大事にしておくといいですよ。見せなくてもいいので、このワークをやったら、私にもぜひ教室でそのことでどんな発見があったか教えてください。


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編集後記

春になって、階下の保育園児たちの外遊びがボリューム満点になってきました。動物だなぁと思います。とっても自然な反応で、ちょっとうるさいながらも、ほほえましい毎日です。皆さんのところにも春が届いていますか?

(初出:2019.2.23)



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