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滋賀県守山市の最高イベントでダイジェストムービーを作った話・はじまり

みなさん、撮って出しエンドロールムービーってご存知ですか?
結婚式で一番最後に流れるムービーというと体験のある方もいらっしゃるかもしれません。要はその日の出来事を撮る&編集するをすごくスピーディーにこなして、その日のその宴の内に一本の映像にするという、技術とスピードと判断力が勝負の世界です。今回はそれをとあるイベントの中でさせていただいたお話です。技術的なお話や裏方についてが多くなりますがぜひ最後までお付き合いください。


自己紹介

自撮りです。

私、今岡めぐみはそんなエンドロール制作を、ブライダル映像の事務所に所属して、だいたい10年くらい(そして今も)やっている人間です。
個人としても8年ほど映像屋さんとして、あるいは映像作家として活動しています。

大イベントはじまる…!

今回のお話の始まりは守山市主催、しがとせかい株式会社さんが企画運営のup stream Dayという起業家イベントのビデオを担当させていただくことになったことです。
お声がけくださったのは、しがとせかい株式会社の社長・中野龍馬さん。
この方は「滋賀を世界で住みたいまちNo.1にする」という目標を掲げていろんな発信をされています。

そして守山市という街は「起業家100人の街」と目標を掲げてさまざまな施策をなさっています。私の生まれ育った街でもあり、今、滋賀県内で急激な発展中の注目の街でもあります。(結婚前、私も起業した時は守山市民でした!)

2024年2月3日に開かれたup stream Dayというイベントは起業に興味のある人に向けて、事業の広げ方や大きな視野の持ち方など、豪華ゲストによる多角的なセッションを無料で(!)聴けるという、正直日本の片田舎(発展途上)ではゴージャスすぎるくらいの大イベントでした。

ご提案とワクワク

ここで中野さんからご依頼いただいたのが
・エモくて、会場の熱量が伝わるようなショートムービー(1分半程度)
・全体を引きの絵で押さえた定点の記録ビデオ(イベント全体)
でした。面白そう!いいイベントになりそう!!もうワクワクしかありません!
そこでふと思いついたのが
このイベントの終わりにエンドロールを流したら絶対楽しくなるんじゃない?
というワクワクの度を越えた提案でした。
アフターパーティーのお店にはプロジェクターもスクリーンも備えられており準備は万端。
この提案に中野さんたち運営サイドのOKをいただき、アフターパーティーの締めのご挨拶前に撮って出しのダイジェストムービーを流すというワクワクミッションが始まりました。

どうして撮って出しは高いのか ~リスクについて~

ところで、結婚式をあげたことがある、もしくはお見積もりをしたことがあるよーという方ならわかるとおもうのですがダイジェストエンドロールムービーは非常に高価な商品です。なぜ撮って出しは高額なのか。
この商品が非常にハイリスクだからです。現場ではいろんなトラブルがあり得ます。機材は生もの。どんなに日頃徳を積んでいようとも、機材トラブルが出てしまえば目も当てられない恐怖が待っています。編集用のパソコン、カメラ、その他機器…それがハレの日の本番中にトラブルを出さない保証はありません。実際、今回もカメラのレンズ接点不良という機材不良が起きました。(怖!)
トラブルに対しいかに冷静な対処ができるかも技量のうち。今回は事なきを得ましたが、この商品のリスクはそういったところにもあったりします。そんなリスクも承知の上で私のワガママなワクワクにお付き合いいただいた運営サイドの方々には感謝しかありません。応えるためにも最大限良いものにしたい…。

続く!

事前準備に何をするかでお仕事の出来は大きく変わります。そちらについてもお話させていただきましょう。(続く・1/3)

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