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革欲をカバーで満たす、デトックス帳

10年以上前ですが、「デトックス」という言葉がもてはやされていた時期がありました。

デトックスウォーターとしてレモン水を飲んだし、デトックスという概念で運動して汗をかいたり、腹を下しても「デトックス、デトックス」と前向きに捉えたり。
先日、久しぶりに「デトックス」を耳にしました。「感情デトックス」という言葉です。これを聞いて「なるほど、わたしの日記は正確にいうと、〝日記〟ではなく〝デトックス〟だ」と気づきました。

わたしは日々の感情を、〝束見本〟で吐き出しています。
※束見本とは、冊子や書籍を製作する際に、実際に使用する本文や表紙の紙を使用して作るもののことです。紙には何も印刷されておらず、真っ白なので、日記にはちょうどいいのです。

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デトックス帳にしている束見本。出さなかった手紙を糊で貼っていたら、分厚くなりました

つらい時または気が向いた時に、雑で大きな字で途方もない長さの文書を書いています。本当に疲れた時、苦しい時、人に聞いて欲しくても言葉にはならないもので、わたしはまずこの束見本に書くことで少しずつ言葉にし、文章にしています。

革にハマってからは、この束見に本革のブックカバーも用意しました。マルゴーのブルー。家置きではありますが、エイジングしています。

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分厚い束見本に合わせて特注

システム手帳にはまったので、デトックス帳の役目もシステム手帳にしようかと思ったのですが、やっぱりこの分厚い束見本がしっくりきます。

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モンブランは借り物

例えば「マルゴー」という革を使ってみたい思った時、システム手帳だと数万円かかってしまいますが、カバーになるとその半分以下で買えます。ちゃんと革のエイジングも見届けられます。
わたしは常に新しいシステム手帳に興味津々なのですが、一方で節約もしたいので、今年は気になる革があったら、できるだけカバー系で自分を満足させようかなと思っています。

今、興味のある革は、アラスカとミネルバボックスです!
(一番興味があったクロムエクセルはつい最近購入しまして、届くのを待っているところです)

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