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【崎山蒼志メジャーデビュー記念】色んな五月雨を聴き比べてみる

みなさん、おはようございます。

先日、あの「日村がゆく」というAbemaの番組で一躍ムーブメントを起こした崎山蒼志さんが遂にメジャーデビューを発表してましたね!


ってかまだメジャーやなかったんかい!ってかあの「日村がゆく」からもう2年経ってるという月日の流れがいとをかしいんですけども、


そのメジャーデビュー発表に伴いYouTubeにこんな動画をUPしてたんですね。


今回はバンドアレンジを施した「五月雨」改め「samidare」をUPしてたんですけども、


崎山さんの「五月雨」って、、、

全ての動画が違う味ですよね!!!!



いや今回の「samidare」はバンドアレンジなんであからさまに違うんですが他で録った「五月雨」も全部違う味。

一緒に歌おうとしても崎山がリズムやメロディを変えてくる。



そんな「五月雨」を今回、ガッと集めて、ガッと聴き比べしていきたいと思います!






【崎山蒼志メジャーデビュー記念】色んな五月雨を聴き比べてみる①

【ゲス極川谷・くるり岸田が絶賛!】中学3年生で「オリジナル300曲」の怪物”崎山蒼志”が登場!さらに“中1で作った楽曲”にスタジオ騒然…!|〜第3回高校生フォークソングGP〜|日村がゆく!#51

・まずはこの崎山を世に出した伝説の「五月雨」からいきましょう!まずこの初見の外見!たまんねえなおい!こいつの中身がとんでもない才能秘めてるんだろ?世の教室の隅っこでデュエマやってる中学生達に夢と希望を与えてるじゃない。

・もうね、「素晴らしき 日々の途中に こびりつく不安定な夜に」の部分で音外すんですよね。ここがたまらなく良いのよ。何、失敗が味になるって意味がわからないんだけど、そしてこの歌詞にも音外したことがマッチするのよね。「素晴らしき日々の途中にこびりつく不安定な夜」が「素晴らしい歌詞の途中に外してしまう不安定なメロディ」とも捉えられるし、もしかして崎山、意識してやってる!?それぐらい音外したところがすごく美味しいのよ。あの炊き込みご飯のおこげ。崎山さんの音外しはおこげです。

・このもどかしい声がいいのよね。決して透き通らないのよ。何か詰まってるような、それは思春期ならではの、変声期ならではの、今まで出てたトーンが出なくなりかけてるけど感覚的にはまだ出せてる気分の、なんかその詰まったような決して透き通らない声が、歌詞の素晴らしさにエッジを利かして、メロディの切なさで思春期のやるせなさが感じられて崎山の泪で濡らされた全ての夜の針がしっかり俺の心に突き刺さるぞ。






【崎山蒼志メジャーデビュー記念】色んな五月雨を聴き比べてみる②

五月雨/崎山蒼志

・次は音源版ですね。しっかりとしたところでしっかりとお金をかけて作ったバージョン。これはこれで良いにちがいない。

・おおやはり、カッティングのカチャカチャがちゃんと音録れてて気持ちいいなおい。やっぱさっきの「日村がゆく」バージョンは緊張してたのもあってかテンポ速かったんだな。これは結構聴きやすいテンポで歌っているぞ。まあこれはちゃんとしてるっていうか、やっぱデフォルト版って感じがして、よりさっきの「日村がゆく」バージョンの味が引き立たされるなあ。この音源版は緊張してないから声が揺れてないんだよね。さっきのはビブラートと声が震えている間みたいな、声の揺れがあったんだよね。それがまた染みたんだけども。

・いいねえ。このサビはこれはこれでいいなあ。やっぱさっきより緊張してないからサビの高音が出てるんだよな。それはそれで思春期のうちに秘めた心の叫びを吐き出しているようで気持ちいい熱感を感じます。





【崎山蒼志メジャーデビュー記念】色んな五月雨を聴き比べてみる③

崎山蒼志 - 五月雨 / THE FIRST TAKE

・THE FIRST TAKE凄いよね。今めっちゃ流行ってんじゃん。結構始まって序盤に崎山さんオファーしたよね。そのセンス、ハイセンスパイセン脱帽です。おお今回は結構早めのテンポパターンだぞ!これは好きなやつ!声揺れてる!ただ、なんかでも落ち着いてる表情のようにも見える・・・わざと!?わざと声揺らしてんのか!?なんかこういうとこホンマ職人よな。漫才師がさ、もう何回もやってるネタなのに自分たちで笑ってしまってるとこってあるじゃん。あれって本当に笑ってる人もいれば演技で笑ってしまってる表現を出して、釣り笑いを狙ってるのもあるわけじゃん。なんか崎山の声揺らしはもはやそれに近いよね。

・サビめちゃめちゃ声でてる!!けど一発録りという緊張もあって、声揺れながらめちゃめちゃ高音出てる。めちゃくちゃいいとこだけ残してアプデされとるやん!!なにゃこのデベロッパー。星5つレビューしたろ。そしてリズム外し半端ねえなおい!なんじゃそのリズム。ええええ、乾燥終わったあと、めちゃくちゃしっとりやん!!!そんなんもあり!?そんなんもやってくれる!?なるほど、この頃はもういろんな人達とコラボして曲作ったりしてたからそこから新しい技法を輸入してきたのか。同じ歌でこんなにも進化と味変を楽しめれるのは崎山しかいねえ。。。

・大サビ!!「意味のない僕らの」の後ギタージャッ!!ってやって「救えないほどの傷から」はエモすぎ!!!!たまらん!!!!「悪い言葉で震える」もメロ変えてきやがったなあ!!!たまらんぞ!!!その感情を豪速球で投げつける感じ!!!詰まってたものが取れて思い切り投げれるようになったその感じがもう最強に茂野吾郎!!!!






【崎山蒼志メジャーデビュー記念】色んな五月雨を聴き比べてみる④

KIDS'A キッズエー 崎山蒼志(13歳) 弾き語り 『samidare~五月雨~』 オリジナル曲 in キタラ 浜松駅

・いやあFIRST TAKE熱かったなあ。ただ熱くなりすぎて最後の茂野吾郎っていう表現は自分でも意味わからんな。何にもかけられてないし。まあいいわ。お次は多分ネットに転がってる最年少五月雨ですね。「日村がゆく」で小6から曲作ってるっつってたけど、まじかよ。13の時点で五月雨は作成済みなのね。もはや怖いよ。どっかのコメントに「人生2周目か」みたいなこと書かれてるけど本当にそうなのかもしれないよな。まじで前世で覚えた言語の記憶だけ残ってるんちゃうんか?

・声が・・・・!声が・・・透き通ってる!!!これが・・思春期前の五月雨!!!samidareや!!!綺麗!!!綺麗なsamidareや!!!そうなるんや!!「美しい声の張りを」の後「静かに、なみ、だで、濡らして!」そうなるんや!!これはこれでリズム感あって気持ちいいぞ!「こびりつく不安定な意味で」の完全版や。ちゃんと届いてる。「不安」の「安」までちゃんと届いてる。逆にこれがどんどん掠れていくのか。。。。まるで大人になる度に不安が募って、「安」が低くなるように、、、エモい。エモすぎる。

・歌詞が実年齢にしては大人すぎて、この時の崎山が歌うと大人たちを傍観して歌ってるように想えるな。そして年齢を重ねるごとに徐々に歌詞の年齢と合ってきて。傍観から主観になってくる。まじで崎山掘れば掘るほど楽しいんだけど。「すべてを」のとこまだ速弾きじゃなくて逆に遅めに弾き流してる。これはこれで崎山少年の傍観してる情景が浮かぶし、速弾きは速弾きで今まで生きてきた過去が走馬灯のように駆け巡る情景が浮かぶ。






【崎山蒼志メジャーデビュー記念】色んな五月雨を聴き比べてみる⑤

崎山蒼志 Soushi Sakiyama 「Samidare」 MUSIC VIDEO

・さてバンド編成したsamidare。いやもう全然お腹いっぱいになれへん。むしろ脳が触発されて早くsamidareを入れたがってる。わかったわかった脳よ。今再生するから。おおおおおおおおおお、まず最初の疾走感たまらん速弾きの下にベースが持ち上げて壮大感アップ!そして歌詞入り直前の「ンチャ!ンチャ!」っていうギターと一緒にドラムがスパン!スパン!、なんやこれ、こんな原曲崩さずただただ威力ますことって出来んの。あ、ごめんまだ7秒しか聞いてなかったわ。7秒でもうヤバいぞ。

・ピアノちょうど良いなあああああ!!!結局バンドアレンジしちゃうとその高音のギターとかピアノとかがね、邪魔しちゃう時あるんだがこのピアノ絶妙なライン走ってるわ。もう後ちょっとやりすぎると原曲壊しちゃうギリギリのライン。そしてただただ右耳に添えてる感じはもう伝説の添え王、紅ショウガに匹敵しますね。ドラムの主張を強くしたのがまた味噌やなあ。確かに崎山氏の声はそんなに野太い声ではないし、ギターも速弾きだからどうしても重さは無かった感じはあったから、そこはドラムがドドスコやって、多分ドラムのミックスも結構上げてると思うねんな。五月雨を大盛りにして紅ショウガ添えつけた最強のシンプルイズザベスト牛丼や。結局牛丼が一番美味いのよ。何いいいいい、、、間奏でベースが暴れるんか、、、、、!!!!なるほど間奏でピアノがタラリラやったら原曲を壊しかねない。というかピアノはもともとギリギリのライン攻めてるからこれ以上踏み入れられない。ならばと下でギターと崎山を担いでたベースが急に舞い踊り出たのか!

・そしてここでピアノソロオオオオオオ!丁寧なシンバルサラサラも最高だぞ。おいいいいいいいい!!!!「意味のない僕らの」の後のジャッ!めちゃレベルアップしとるやない!!!!「意味のない僕らの」の時点でドラムロールのように連打して、「の!」で全員休符!!!そしてバンド全員でジャッ!!!!なんて日だ!!!もおおおおう畳み掛けるじゃない!!!!後半で畳み掛けるじゃない!!!!「冬雪溶ける君と夜と春」のターン。バック遊ぶじゃない!!リズム遊びまくるじゃない!!好き!!!はあごちそうさまでした。







というわけで今回は崎山さんのメジャーデビューを記念して色んな五月雨を聴き比べしてみました。


もうまだ脳汁、アドレナリンがシコり出てます。



では僕はそっとしといてふっと見つめて止まらない月への行進でもします。

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