雨風太陽の代表・高橋博之ってどんな人?
株式会社雨風太陽の代表・高橋博之の頭の中と人柄を、たっぷり知っていただくための文章やコンテンツをまとめました。
ついつい盛りだくさんの内容になってしまったので、気になる項目からチェックしてみてください!
まずはじめに。代表・高橋博之ってどんな人?
東日本大震災を機に、政治家から起業家へ転身し一次産業の世界へ
高橋は、団塊ジュニアの最後の年、1974年に岩手県花巻市で生まれました。
前年、高度経済成長が終わりましたが、その残像を引きずる団塊世代から、都会の会社でネクタイを締める人生がよいとの価値観を刷り込まれ、18歳で上京。見つかるわけもない自分探しに没頭しました。
大学を出るときは超就職氷河期で、新聞社の入社試験を100回以上受けたものの、全滅。新聞記者を諦めた高橋は、政治家への転身を決意。議員秘書の下積みを経た29歳の時に帰郷し、岩手県議に立候補。見事当選します。
そして2011年3月11日、高橋の人生に転機が訪れました。東日本大震災です。
生産者たちの世界が、物質的豊かさを実現した社会の新たなフロンティアになる、そう確信した高橋。
震災後はその思いをいっそう強め、2011年夏の岩手県知事選に立候補し、「これからは農山漁村にこそ希望の種をまいていかなければならない」と訴えるも、落選してしまいます。
それなら、口で言っていたことを今度は実際に手と足を動かしてやってみようと、政治家から事業家へ転身しました。
「東北食べる通信」の創刊、そして「ポケットマルシェ」サービス開始
2013年に【NPO法人 東北開墾】を設立し、世界初の食べもの付き情報誌『東北食べる通信』の創刊を実現。代表・高橋が自ら編集長として、毎月一人(軒)、東北各地の生産者の生き方や現場の様子などの記事に新鮮な食材を添えて、読者に届けていきました。
そして【一般社団法人 日本食べる通信リーグ】を創設してから今日に至るまでに、日本全国と台湾の50地域でご当地の食べる通信が誕生しました。
更に2016年9月には、新サービス「ポケットマルシェ」をスタートさせます。
産直EC「ポケットマルシェ」の最大の特徴は、全国の農家・漁師と消費者が、顔が見える個人として直接コミュニケーションをとれる「メッセージ機能」「コミュニティ機能」を備えているところです。
消費者からは、地元での食べ方や保存方法など、気になることを生産者に直接質問できたり、「コミュニティ」機能では、消費者と農家や漁師の方々がそれぞれ「ごちそうさま投稿」や、産地の様子などを日々発信しています。
ポケマル上では消費者と生産者は『お客様』や『農家さん、漁師さん』ではなく、お互いに名前で呼び合っています。このような関係がもっともっと広がっていけば、一次産業の在り方、そして日本の食生活も変わっていくはずだと、高橋は考えます。
サービスリリースから今日に至るまでには、生産者と消費者の間で様々なエピソードが生まれてきました。
例えば、災害時などのいざという時、生産者と消費者による情緒的なつながりは大きな力になるのです。
その他にもサービスリリースから今日に至るまでには、生産者と消費者の間で様々なエピソードが生まれてきました。
関係人口提唱の第一人者
このように、被災地、食べる通信、ポケットマルシェを通じて目にしてきた新しい情緒的なつながりを、高橋はやがて「関係人口」と名付けました。(自身の著書「都市と地方をかきまぜる」の中で、国内で初めて刊行物にて発表)
現在は、内閣府が「関係人口創出事業・拡大事業」を立ち上げるなど、国や地方自治体による「関係人口」創出の動きも盛んになっています。
雨風太陽としての取り組みについては、こちらをご参照ください。
生産と消費の新たな関係を追求し「共に生きる」社会の実現を目指す
ここまで、高橋の経歴と併せて、雨風太陽の歩みを辿ってきましたが、2022年に社名を「雨風太陽」に変更した今も、高橋が掲げる想いは変わりません。
MISSION:都市と地方をかきまぜる
VISION:日本中あらゆる場の可能性を花開かせる
被災地で生まれた関係性を、全国各地で平時から再現すること。すなわち、都市と地方をかきまぜ、生産者と消費者をつなぐことで「関係人口」が拡大すれば、双方の抱える課題は解決へと向かうはずです。
これからは「食」に限らない様々な領域で、全国の一次産業の現場を起点に、生産者と消費者の接触面積を増やす事業を展開していきます。そして、雨や風、太陽のように循環を生み出し、地域社会の活性化を実現します。
参考:各事業について
・ポケットマルシェ: 全国の農家・漁師と直接やり取りしながら旬の食材を購入できる産直アプリ
・食べる通信:食のつくり手を特集した情報誌と、彼らが収穫した食べものがセットで定期的に届く食べもの付き情報誌
・ポケマルふるさと納税:生産者や地域と継続してつながるふるさと納税サービス
・ポケマルでんき:生産者の作った電気を提供し、都市と地方をつなぐソーラーシェアリング・電力小売事業
・親子地方留学プログラム:日本全国の生産者のもとで自然に触れ、命の大切さを学ぶ+ワーケーションプログラム
ここからは、高橋のインタビュー記事、講演・対談、書籍などをまとめています。
インタビュー記事
◆高橋のライフストーリーから
◆問い、想い
◆会社の歩み
書籍
◆『だから、ぼくは農家をスターにする』
2013年に東北で生まれ、全国に広がった「食べる通信」。つくる人と食べる人の間で日々起きている化学反応と、挑戦の記録が綴られています。
◆『都市と地方をかきまぜる』
これまでの「地方創生」の文脈では語られてこなかった「都市」と「地方」の課題がある、と声を上げる高橋。両者の課題を切り口に、これからの農漁業、地域経済、消費のあり方、情報社会における生き方までを語り尽くした一冊です。
◆『人口減少社会の未来学』
21世紀末、日本の人口が約半数になる⁉ この大きな変化に対して私たちは何をなすべきかについて、高橋を含めた十一人の識者がそれぞれの視点から語ります。
◆『共感資本社会を生きる』
「お金」を「幸せになるための手段」と再定義するコミュニティ通貨eumoの代表・新井和宏さんとの対談本。
「お金」と「食」の観点から、働き方や幸せについて、本気で、本音で語り合い、行き過ぎたグローバル資本主義に警鐘を鳴らします。
◆『人と食材と東北と つくると食べるをつなぐ物語 「東北食べる通信」より』
「東北食べる通信」を通じて発信してきた、食と風土が放つ豊かな彩りや味わい、そして生産者の姿勢を感じられる20のストーリーを収録した一冊。
講演・対談
◆平成の百姓一揆(2019)
高橋が雨風太陽で目指す社会を語った講演です。
◆REIWA47CARAVAN(2020)
東日本大震災から10年を前にしたタイミングで新型コロナウイルスに見舞われた2020年。高橋は47都道府県を巡り、各地の生産者と出会う旅に出ました。
特設サイトには、行脚を行うにあたっての課題意識を、そしてnoteには各地のレポートを掲載しています。
◆世なおしするべ!(2021)
代表高橋が、現代社会の抱える問題の本質に迫り、有識者の方々と熱く対談するオンライン対談イベント。
養老孟司さん、石川善樹さん、山口周さんとの対談をアップしています。
◆ごにょすた(2019)全9回
『ごにょスタ』とは、ポケマルをご利用くださっている生産者さん・ユーザーさんをポケマル代表の高橋がお招きし、美味しいお酒とポケマル生産者さんの食材を味わいながらごにょごにょと語り合う番組です。
ポケマルを通して生まれている生産者さんとユーザーさんの関係性が、ビビットに伝わってきます。
記念すべき第1回のテーマは、「『ごにょごにょする』ということ」。ご視聴の際は、ぜひこのエピソードから、番組に込められた思いや、ポケマルが作っていきたい世界を感じていただければ嬉しいです!
podcastでも配信中!
◆ポケマルライブ車座編〜東日本大震災から10年を振り返る〜 (2021)全11回
東日本大震災により被害を受けた生産者さんとポケットマルシェ代表高橋が、震災後の10年を対談形式で振り返り、一次産業のこれからを語り合うライブ配信です。
podcastでも配信中
◆高橋博之の歩くラジオ (2021〜2022)
高橋と、社会を“生きる”ゲストととのオンライン対談です。ゲストのみなさんは、農家・漁師、起業家、研究者、行政官、メディア、NPO、学生……と様々な立場から、自分たちの生活する場、自分たちの生きる社会をよりよくしていこうと、熱い想いや強い志をもって働きかけている方々です。自分の“生きる”日々を振り返り、背中を押してもらえるような番組です。
※現在、Youtube LiveとFacebookでの生配信は行っていませんが、Youtube上のアーカイブでは全エピソードを公開している他、Podcast(anchor, Apple Podcast, Google Podcasts, Overcast, Pocket Casts, Radio Public, spotify)にて、毎週月水金に随時更新中。
「高橋博之の歩くラジオ」はVoicyにて新シリーズをお届けしています!(後述)
◆TEDxTohoku(2014)
2014年に高橋が登壇し、東北食べる通信について熱く語った伝説の映像。
SNS
SNSでも日々「博之節」を発信中!ぜひ覗いてみてください。
◆note
140字に収まりきらない高橋の想いは、こちらに綴られています。
◆Voicy
日本中の朝を散歩しながら日々の思いや地方創生を熱苦しく語るラジオチャンネル。
食と農、生産者と消費者、都市と地方、人間と自然、生と死、地方創生、関係人口、2拠点居住、デジタル田園都市、生きるリアリティの再生、気候変動、well-beingなど、日々、考えていることをおすそ分け配信中!
これまで同名で配信していたYoutubeライブ版と同様、対談や車座のライブ配信もやっていく予定です。
いかがでしたでしょうか?
このnoteを通じて、雨風太陽代表・高橋の想いを、より深く知っていただけたら嬉しいです。
「雨風太陽 / 代表のこんなこと知りたいよ!」という要望もお待ちしております!
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