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京都で観る映画『最後の乗客』

京都を歩いて、帰る前にもし時間があれば映画を観ようと思っていた。

知らない街で映画館に入るの、むかし何かで読んで憧れていた。

観たい映画は『最後の乗客』
映画館はアップリンク京都で、時間も午後の遅い時間なのがちょうどよかった。

そして予想どおり歩き疲れ、烏丸御池の新風館にたどり着いた。

新風館の名と、この佇まい
昭和のモダニズム建築をリノベしたのでしょう
とてもおしゃれなところでした
ショッピングモールが囲む中庭が、京都を感じる

Googleマップ上では映画館にいるのに、どこ?どこ?とビルを一周したら、映画館は地下だった😆


反射してわかりにくいけれど
タクシードライバーのお話です

キャッチコピーの「目的地で、この物語は〈形〉を変える。」確かに、そういうストーリー仕立てだ。
そこでたまらなくなる。

東日本大震災で亡くなった人と、もう一度会いたい人と。

監督が宮城県出身であることから、観ているこちらも深い思いを感じられた気がする。

娘の言った「あの日を忘れない」の否定は、驚いたし、人の心はひとつじゃないんだと思い知らされた。

上映時間55分。

街歩きの最後にちょうどいいと思ったんだけれど、内容は1時間と思えないほど濃いものだった。

これを観たきっかけは時間だけでなく、主演が冨家ノリマサさんだったこと。
先日観た映画『侍タイムスリッパー』の役者ぶりが素敵だったので。

今回もまた期待以上のタクシードライバー、とてもよかった。

エンドロールも最後まで、いい映画です。

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