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質問や相談に答えるだけの遊び

あらゆるゲーム文化になじみの薄い私ですが、最近とある方との間で自然発生的に始まったゲームが楽しいです。ゲームというか遊戯、戯れが相応しいかも。

この、ルールなど端からない遊びのやり方を私なりに言語化してみます。

質問や相談をしたい人(甲)とそれに答えたい人(乙)がそろえば、オンラインでもオフラインでもできます。

まず甲は自我を棄てます。

自分と自分を取り囲む日常を頭から追い出します。その間に「何か」になってください。何でもいいです。別人、偉人、宇宙人、架空の人物、人外、動物、概念など。そのまま心に耳を澄ませます。誰しも疑問や悩みの一つや二つは持っているので、おのず「?」が浮かび上がります。
文字で書くと難しそうですが、ちゃんと向き合う気持ちがあれば大丈夫です。一応コツとなりそうなことは、

・現実味がない
・どうでもいいけど聞いてみたい
・困らせたい
・パラレルワールドに行く
・妄想の翼を羽ばたかせる
・こんなこと言ったら世間から怒られそう

このような意識を持つと、問いが産まれやすいでしょう。なっている「何か」が人語を解さない場合もありますね。なので人間の自分を戻し内容をまとめます。よそ様に伝わるよう簡潔に、しかししっかり意志を持って。まあ140字くらいがカジュアルでいいんじゃないですかね。

まとめたものを、音声なり文字で乙に問いかけます。

乙は投げられた問いに真摯に回答します。

真面目にやってください。解決の糸口はあります。血眼になって探しましょう。相手の気持ち、立場を酌み、問題の本質を掴みます。人でない方からの問いには戸惑うかも知れませんが、存在の垣根など取っ払い森羅万象の一員として考えるのです。

回答は質問、相談者さんと同じくらいの文字数でまとめると相手方も恐縮せずよいです。このような気配りも答えの内。

甲は回答を受け取ったら、「何か」として適当にお礼を添え素直な感想を乙に伝えて、このゲームは終わりです。勝敗はありません。しいていえば甲が回答にどのくらい満足するかが結果です。それは乙に伝えても伝えなくてもいいです。

以下は甲からの問いの例です。

私はいただいた念仏はありがたく聴いてます。なので馬の耳に念仏と聞くたびにやるせない気持ちになるのですが、気持ちの収め方はありますでしょうか?

パンのくせに食べられない自分の存在理由とは何でしょうか?

人間の思考実験の道具にされうんざりしてます。死んだり生きてたりを繰り返す私の身になってほしい。

誘拐されたことがあるんですが全然気にしてません。僕は変ですか?家族は普通じゃないって言います。

おまけで甲の問いと乙の回答を画像で貼り付けときますね。

おしまい。

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