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学歴詐称はどこにでも(家で★深読み)

選挙のたびに経歴が問題になる人、いますね。

学歴なんてどうでもよく、仕事ができるかどうかが重要。
ただ、その仕事をする立場に就くため学歴・経歴を偽った、ということ、結構あるのでしょうね。

今から30年ほど前に参議院選挙(愛知)に立候補し当選したタレントが、選挙公報に「明治大学政経学部入学」という経歴を書き、「中学時代にスイスに海外留学した」と演説会で述べたことが虚偽であると告発され、有罪判決を受けました。
実際は入学などしていないのに、「政経学部」ということで単なる人気者ではない「政治家」志向を(本人でないとしても)誰かが演出したかったのかもしれません。

国内の学歴は比較的簡単にバレます。
知人のひとりに、
「『**大学卒』ということになっているが、卒業者名簿には出ていないようだ」
という噂が流れた人がいました。
学歴などに関わらず仕事ができる人でしたが、遡ってそう謳った方が採用プロセスがスムーズに進んだのかもしれません。
噂と関係しているのかどうか、その人は自ら役職を退きました。いや、実力があるので、退いた後も活躍されました。

バレにくいのが海外の学歴・経歴で、これはかなりの高確率で存在するのではないでしょうか。
おそらく『完全な嘘』というのは稀で、
・ある大学に短期間在籍していたのを『**大学卒業』
・語学学校に通っていたのを『**大学##学部に留学』
なんて膨らませて話している内に、引っ込みがつかなくなったり、そのまま就職したり、本を出版したり、それこそ選挙に立候補したりした際に、
・有利になりこそすれ、不利には絶対にならない
・たぶんバレない
ということで、日頃口にしていたことを記述してしまう。
いや、日頃口にしているからこそ、
「これでいいですね?」
と確認された時に否定できなくなってしまったり。
── そんな実情がほとんどだったのでしょう。

タレントなど有名人で、『完全な嘘』だろう海外大学卒『学歴』を著書に書き、途中で、
「ゴメンナサイ」
と撤回すればいいのに、そのまま国会議員選挙に立候補して告発された人もいました。

大谷翔平サンの通訳だった人も、カリフォルニア大学リバーサイド校卒、ということになっていましたが、この学校は、彼の通学の事実はない、と回答したそうです。

こういったことでマスメディアは大騒ぎしますが、学歴を含めて『詐称』、有名人に限らず、とても多いのでしょう。
『頂き女子りりちゃん』とまでいかなくても、例えばキャバ嬢が、
「今ピンチで**女子大の授業料が払えなくなっちゃう! あと1年で卒業なのに……クスン」
に男気出して学費を出してあげるオジサン(おぢ?)、何人かいるかもしれません。

私が勤務していた企業は、入社の際に最終学歴を証明する書類(卒業証書など)を提出することになっていましたが、
「何度か引っ越したのでありません」
などと言えば、じゃ、しょうがないね、ということで通ってしまっていたようです。
今はそんなことはないでしょうが、逆に、提出しさえすればいいわけなので、グラフィックアプリとカラー印刷機で簡単に作れそうです。

ということで、思うに……学歴や経歴、特に海外のものは疑ってかかった方がいいと思います。
ありきたりではありますが、そんな物より、真の実力を判定する方法を考えた方がいい。

もちろん、以下のようなnoteマガジンなど、信用しきってはいけません:

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