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『刷り込み』が解けたので、この日はパニーニ、でも『定義癖』問題が…(街で★深読み)

映像から刷り込まれたパンケーキを目当てにモーニングが1時間しかないカフェに出かけた話を書きました:

10時と11時の間に朝食(というか、ブランチ?)に出かけるチャンスはほとんどないはずなのに、スイッチが入ったのか、1週間経たないのに同じ店にまた出かけました。

『刷り込み』呪縛は既に解けているので、私はパニーニ・セットを注文:

こちらは飲み物代+¥400

うーん。チーズはたっぷりですが、目玉焼きはついていませんね。

同居人はワッフル・セットを頼みました:

同居人からプレートを借りて撮影
パンケーキ・セットと同じく、飲み物代+¥300

少しもらったが、ワッフルは若干甘い ── でもホントに『若干』にとどまっているので、甘いモノが苦手の私も苦にはなりません。

アメリカ人は『ワッフル』が大好きで、ホテルの朝食バッフェにはたいていワッフル・メーカーが置いてありました(今はどうかな?)。そして、これが甘い!── 頼むから勘弁してくれ、というくらい。

私は(日本人にありがちですが)食事を主食(ごはん、パン、麺類など)と副食(いわゆるおかず、具の類)に分け、そのバランスを本能的に分析してしまいます。

前回のパンケーキ・セットや上記のワッフル・セットでは、パンケーキ、ワッフルが主食、その他のサラダ、目玉焼き、ベーコンが副食、というわけです。

では、今回注文したパニーニ・セットはどうかといえば、
(うーん、卵もベーコンもない。副食はサラダだけ? それで¥100高いの?)

「いやいや、パニーニにはチーズとハムが挟まっているでしょ? チーズ高いし、作るのに手間かかってるから!」
「でもさ、サンドウィッチならはっきり主食層と副食層が目で分離できるけど、パニーニは一体化しているじゃないか。そのせいで全部が主食に見えるぞ」
「そんなこと、どうでもいいじゃないの。美味しけりゃ」
「うーん。……まあ、そうかもしれないが……」

子供の頃から、『定義癖』というか、『分析&評価癖』というか、面倒な性癖があり、自宅でつぶやいている分には無視されるだけだが、外で口走ると家族に嫌がられる。

「俺たちが原始人だった頃は、言葉を使わないから頭の中での(おいしい)(まずい)だけだったかもしれないが、人類は今やあらゆる食物を言語によって定義する ── その呪縛から抜け出せないのかもしれない」
「その呪縛から抜け出せないのはアンタだけだよ ── むしろそれ、原始的な呪縛なんじゃないの?」

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