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信州蓼科の旅(4)連泊では「部屋の清掃は不要」(旅で★深読み)

9月の中旬に蓼科で別の宿で2泊ずつ、合計4泊しました。

このように、同じ宿同じ部屋に連泊する時は、
「清掃は不要、(タオルなど)アメニティーの交換だけお願いします」
とフロントに頼むことにしています。

自宅でも、自慢じゃないが、特に私の部屋などは数年間掃除をしていません(自慢に聴こえたかな?)。

連日の清掃など必要ないし、下着が散乱している「惨状」を見られるのも嫌ですよね。
いや、誰のどんな下着かにもよりますが……。

それともうひとつ、

《歯ブラシを隠さなくても良い》
という理由があります。

アメリカに住んでいた頃、
「旅行で同じ部屋に連泊する時は、必ずチップを置くように
とよく言われたものです。
「置いておけば、コーヒーパウダーやキャンディーが増えるとか、念入りに掃除をするなど、サービスが良くなる」
といった《プラス》よりむしろ、
「置き忘れると、どんな意地悪をされるかわからないよ(=マイナス防止)」
の方が重要なんだとか。
そんなことはない!と思いたいけど、確かに誰もいない時空間で何をしててもわからない ── のは確かですよね。

そして、これは妻が友人女性から聞いた体験談です:

彼女は仕事で、とあるホテルに連泊した。
外出先から早めに戻った時、ちょうどメイドが清掃中で、廊下のドアがあいたままだった。
「あ、チップ置き忘れた!」
と思いつつ、部屋に入ると、バスルームでメイドが何かで便器をこすっていたそうです。
背後からそっと近づくと、 ── そう、その手には、彼女が洗面所に残した歯ブラシがありました!

「What are you doing with that? 」
もちろん、直ちにフロントに連絡したそうですが、それ以来彼女は、部屋を離れる時には歯ブラシを隠すことにしているそうです。
そして、そのエピソードを聞いて以後、妻も私も歯ブラシを隠しています。
(もちろん、こんなことをするメイドは例外的だと思います。でも、「チップは当然」と思って掃除に来たのに……「バカ野郎!」とキレる心理はわからなくもない)

日本のホテルで、「清掃無用」の連泊客に特典を付与する動きが広まってきているのは、ありがたいことです。
あるビジネスホテルチェーンでは、缶ビールを1本もらえたし、今回、蓼科のホテルでは、300円のクーポンがもらえました(館内でしか使えないけど)。
宿泊費から500円引いてくれたホテルもあります。

「清掃不要」はSDGsの観点からもおススメのようですが、それならば、「タオル等交換不要」として「洗濯不要」にするのが重要なようです。
(欧米のホテルでは「環境に優しいおススメ」としてバスルームに書いてあったりします……特典はないようですが)。

私はやっぱり、
「環境マインド自己満足方式」
より、日本流の、
「オマケあげます」
の方が好きだな……。

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