見出し画像

どうしたNHK! 仕掛けは読めた!(家で★深読み)

おそらく多くの人がそう感じたと想像するのですが、「どうする家康」の前回、満を持して登場した明智光秀の配役には驚きましたね。

酒向芳!

お茶の間に衝撃が走りました ── ウチだけ?
そう、意地悪な上司だったり、冴えないオジサンだったりばかりらされるヒトです。
前回「どうする」でも、「ベビーフェイス家康」に鋭い眼差しを向け、隙あらば嵌めてやろう、という気配(というか、実際嵌められましたが)の「ヒール(悪役)」ぶりでしたよね。
とにかく、終始目つきが「陰険」でした。

明智光秀といえば、ついこないだまで麒麟・長谷川博己だったはずじゃないの? 爽やかなマジメくんだったじゃない。
そりゃ、歴史上の人物評価は諸説あるけれど……たった3年前ですぜ……たった3年でこの変わりよう……トホホ。
ヒロキさん、オレのイメージが……と泣いてますよ。あるいは引きつり笑い?

どうした、NHK!

いや、決して酒向芳さんをディスっているわけではありません。
でもあれだけヒロキ光秀を持ち上げておいて……その舌の根も乾かぬうちに……

まあしかし、この配役で、ようやくこのドラマの舞台仕掛けが見えてきました……「鈍いヤツ」と家族にディスられる私にも。

このドラマは、
・魔王信長
・尊大信玄
狡猾こうかつ秀吉
・陰険光秀

そして……ああ!
我儘わがまま義昭!
と、一筋縄ではいかない曲者をずらり配置し、その中で、

《凡人!家康と田舎モン家臣団が右往左往する》

そういうオハナシだったんですね!

そしておそらく、
このヒト、いい人じゃない ── あるいは ── フツーのヒトじゃん、と我々が思う、今川義元・氏真、浅井長政、武田勝頼(たぶん)……は全員討ち死にするか落ちぶれて早々と退場し、

《凡人!家康と田舎モン家臣団だけが生き残る》

── それはなぜか?

《厭離穢土・欣求浄土というビジョンがあったから》

ということなんでしょう。

はっはっは、どうだ、参ったか、NHK!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?