見出し画像

「あー、やってたやってた、バカな男の子たちが……」

小学生時代のエピソードを漏らすと、ほぼ同年齢の同居人からそう言われた話をふたつ、書きました。

プロレスへの思いは強いらしく、私同様「バカな男子」の皆さんから熱いコメントをいただきました。
でも、《豊登のパコンパコン》はさすがに古すぎるようです。これ、プールの時間にはホント、大流行したんですが……。

海パンに着替え、シャワーを浴びて現れた半裸の少年たちが、一斉にパコンパコンやり出す光景を想像してみてください。
……バカバカしいほどに《圧巻》ですよ!

女の先生は手をパンパンたたいて、
「はーい、止め、止め、……止めなさい!」
と怒鳴ったけれど、男の先生はきっと、仲間に加わりたかったんじゃないかな。

そんな「パコンパコン男子」を、女先生も大多数の女生徒も、
「またやってるよ、バカな男の子たちが……」
とあきれて見ていたことでしょう。

と、そこまで自分の少年時代を振り返ると、下記のエッセイで私の家にホームステイした米国人女子高生が、
「Boys are all stupid(男の子はみーんなバカ)!」
と言っていた(↓)ことを思い出しました。

同じ年齢でも、女の子は精神的成熟度が高い上に、
《周りからどう見られるか》
を「バカな男子」に比べ、より気にしながら生きていたように思います。

現代は半世紀前に比べると、ひょっとしたら、
《周りからどう見られるか》
を気にする男の子が増え、気にしない女の子も増え、以前ほど両極端ではなくなっているのかもしれません。

私の小学生時代にクラスに2, 3人しかいなかった「ドラえもんの出木杉君」タイプは年齢を重ねるにつれてどんどん増えていきました。
30歳ぐらいで研究室の同窓会に行ってフザケていたら、
「Pochiさんはまったく変わりませんね。僕たちはみーんな、大人になったんですよ」
と後輩に冷ややかに言われたものです。

思うに、「バカな男子」を好まない「女子」と好む(ではないな……許容する)「女子」があるように思います。前者ばかりならば、「バカダン」族は絶滅危惧種になっていたことでしょう(いや、……危惧種になってるかも)。
「バカダン」族を(止むをえず、も含め)繁殖相手に選ぼう、という「女子」がいなければ、ホントに絶滅してしまいます。
私も「バカダン」のままでいることを、(たぶん苦虫を噛みつつ……)許容し続けてくれた同居人に、感謝する必要がありそうです。

例の巨乳留学生には「許容」の気配すらなかったですね。
冷ややかに、
「Boys are all stupid!」
と突き放していた。
……ハイハイ、そうですか、わかりましたよ。

それでもさすがに会社で管理職になってからは、「バカダン」を(極力)封印していましたが、リタイヤしたからには、もう全開!です。

……ただ、日常生活では許容する家族も、「よそいき」場面では必ず事前警告してきます。
── 娘の結婚相手と初めて会う時、その両親と会う時、コンサル仕事をしている会社の人と会う時、グループツアーで旅に出るとき……。

「いい? 頼むからバカなことは言わないでよ! あんたの冗談が通じる人なんて、地球上に100人ぐらいしかいないんだからね!」

……やれやれ。
先方だって、これまでひたすら我慢してきた「バカダン」かもしれないのに……。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?